カテゴリ:趣味の読書( 174 )

13日 ようやく気温が下がった。自転車でポタリングに出て、近所にできた巨大なホームセンター店内を冷やかした。何でも売っていて楽しい。インシュロックが2本欲しかったのだけれど、袋にドッサリ入っていて、値段は安いものの無駄になりそうなので買うのはやめた。別な対処方法を考えよう。ペット関係の売り場の一角には、可愛い子犬と子猫がケージの中にいて、見ていて和んだ。しかし、彼らにしてみればイイ迷惑だな。

久し振りに海岸沿いを走るが、人が多いので飛ばせない。諦めて昼には帰宅、カミサンとラーメンを食べてウダウダして、夜は上の息子がまた来て宴会。

14日 やり残しの仕事があり、帰宅する息子を送ってそのまま事務所に出る。朝早くから一人の仕事は捗って、1時過ぎには懸案を片付ける。その後は帰宅して読書の時間。
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遠藤秀紀さんで検索したら引っ掛かった「特別授業"死"について話そう」河出書房新社の「14歳の世渡り術」なるシリーズの一冊。子供向けの本らしいが、なかなか深い。遠藤氏は現代の風潮をアナーキーに、アバンギャルドに、一気に本質を語る。この本は、知り合いの息子さんに進呈しよう。

「奇跡の脳」は、文庫で読んだがこれは倒れてリハビリ中の知人への進呈用。「植物はすごい」は寝物語用でもうすぐ読了予定、そこそこ楽しい。「目白台サイドキック、魔女の吐息は紅い」なーるほど、そうきたか、前作の謎が解決する。
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読書の友は蜜柑。まだ青いけれど甘くて美味しい。

明日は午後から市内の別事務所で札幌と繋いでテレビ会議、自転車で出かけてやろうと楽しみにしていたが、午後からは雨の確率80~90%では諦めざるを得ないようだ。
私の中学・高校から予備校時代、お世話になった札幌駅前通りの書店が、このところ店を閉めている。4月末には、地下鉄大通駅に直結の「リーブルなにわ」が、そして6月末には「アテネ書房」が、店仕舞いしたと伝えられた。

ネットで本が買える今、私もほとんどの本はネットで注文している。
リアルの書店で本の匂いを嗅ぎながら、あれこれ探す楽しみ、書店が企画したコーナーで拾い読みする贅沢な時間は、確かに得難いものなのだ。しかし、ネットで作家買いと目ぼしい文庫を当たっているだけで、買う本には不自由しないのも、これまた確かだ。新しい本に出会うきっかけは、書店にしか無いとは限らない。
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しかも、これだ。
期間によっては、だが、ネットで買った本の代金の二割がクーポンで返ってくる。こんな事をされては、中小の書店は対抗し得ないだろう。巨艦店しか生き残れない、のが実態なのだろう。いつもはネットで本を買っています。中小の書店も残って欲しいものです、とは都合のよすぎる言い分である。
今日は曇天、朝から小雨もパラついた。
突発性の仕事したくない病に罹患したので、会社をサボって自宅に戻ってきた。突然の有給休暇だが、なーにとりたてて急ぐ仕事もなし、昨日の議事録も電話で部下に頼んでしまった。何か会社に出ると良くない事がありそうな予感がしたわけだ。スランプかなぁ。

で、昼には近所でラーメンを食べ、味が落ちた事に落胆し、そうだ気分を上向きにと久々にプロジェクターを引っ張り出して、しばらく前に買ってあったDVDでアバターを見たら、これは魂消た。ストーリーはSF読みにはさして新鮮でもないが、映像が素晴らしい。こんな絵は、どうやって撮ったのサ。この後三作目まであるらしい。
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さて、残りの時間をどうしよう。読みかけの太田忠司の霞田志朗シリーズも、これが最後の事件である。ああ読了してしまった。これで霞田兄妹とのお付き合いもお終いになってしまった。老後の楽しみに読み直すでしょうけどね。

藤森探偵シリーズも、最新刊も含めて全部読んだし、いよいよ少年探偵狩野俊介シリーズに戻る事にしようか。明日は都内で打ち合わせだから、電車の中で読み進めそうだな。
ネットで買った中古と新刊本が届いて、太田忠司の著作が一気に充実した。
数えてみたら、全部で70冊あった。うむー壮観であるね。改めて見れば、あれれ? 勢い余って同じ本を二冊買ったりもしていた。
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この中で、まだ読んでいない本が20冊ほどある。買い漏らしている本も、氏のデビュー作を含めて10冊ほどはあるようだ。

阿南シリーズでハマって、手に入る文庫本をほぼ読んで、阿南の最新作は単行本で買って、ルナティックガーデンも単行本で買って読んで、満足してそのあとは佐々木譲や東直己に移ったのだけれど、甘栗シリーズの文庫本で再び太田忠司に戻り、そうしたら藤森探偵シリーズや新宿少年探偵団を見つけてしまって、創元からは狩野俊介シリーズが文庫で出ているのを知って、とうとうネットの中古でいつもは買わない新書版までを買いこんだわけなのだ。

読んでいない20冊は、多分ゴールデンウイーク過ぎには読了するだろう。新作の単行本も早く読みたいが、今読んでいるのは霞田志郎なので、まずはこれを優先して男爵最後の事件までを読み進めたい。なーに、入手してしまえば、いつ読もうともこっちのものだ。
只今、第二次「太田忠司中毒」症候群である。

親会社の、新製品開発で世話になった方が、この4月にメルボルンに異動になる。
挨拶に来られたので、社内関係者でお食事会を企画した。5人でワイン4本。
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楽しく、お名残惜しく、お世話になりました。
文庫本と新書で凸凹になりそうだった新宿少年探偵団のシリーズだが、うまい具合に全てを新書版で買い揃えることができた。ついでに、霞田史朗シリーズまでほぼ揃ってしまい、藤森涼子シリーズも四冊ゲットしたのは上出来であった。
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いつもは買わない新書版で、太田忠司の本がずらりと並ぶ。一冊105円から、ネットオフ有難う。これで後は、少年探偵狩野俊介シリーズが創元から文庫で続くのを待てば良いわけだ。頼みましたよ、創元さん。

実は昨日は風邪をひいていた。朝起きたら悪寒がして、それでもやるべきことがあったから午後から会社に出て上守備だったのだが、震えながら帰り、後は布団の中にいた。お陰で買ったばかりの宿少(こう略すらしい)を、惜しげも無く読み飛ばしている。

今日は熱も下がって、念の為に行きつけのクリニックによれば消化薬を処方されたのみ。長引かなくて良かった。今日は頑張って遅れを取り戻したから、明日からは予定通り札幌に向かうことができる。さあ正念場だ、頑張らねばな。
しばらく東直己にハマっていた。ススキノ探偵シリーズ、私立探偵・畝原シリーズ、榊原健三シリーズから始まって、文庫で手に入るものはほぼ全て読み終えたはずである。この作者は癖になる。
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ちょうど去年の今頃にハマっていたのは太田忠司だった。やはり手に入る文庫本は読んだつもりでいたが、甘栗シリーズを外していた事を知り、読めばこれまた面白かった。ここでカメオ出演する探偵・藤森涼子シリーズのオムニバス版が文庫で出ている事を知り、これまた読んでみた。で、藤森シリーズを探して古本屋を覗いたところ、藤森涼子には出会えなかったが新宿少年探偵団シリーズの数冊を手に入れる事ができ、喜んだわけなのだ。

かの怪人二十面相で有名な少年探偵団を、現代(といっても、書かれたのは1995年)に蘇らせるもので、しかも数段スケールアップしている。一昨目をあっという間に読んで、さあ実は二作目が抜けているのである。順番通り読み進まねば気が済まない性格なので、これは困った。困って、別な本「まいなす」を読み始めたのだが、この土日でまた古本屋周りをしようかと考えていた。
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今日の朝、起きてひらめいた。そうだネットにも古本屋あるじゃん。早速検索してみたら、残りの五冊を無事注文することができたのは嬉しけれ。けど文庫ではなく新書版なんだよなあ。四冊が文庫で五冊が新書だと、順番に並べると凸凹して嫌だなぁ。いっそ、文庫で買ったものも古本の新書で買い揃え直そうかしら? と思ったら、新書版の第一作は手に入らないのであった。世の中、うまくいかないのである。

ところで「勇気凜々、琉璃の色〜」の唄、今の若者は知らないのね。そりゃそうか、私はオジサンだから知ってるぞ。
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この出張は移動時間も多く、本が読めた。中でも出色は、東直己の短編連作「儀八郎商店街」だ。

昭和が匂う、古き善き商店街にとぐろを巻く爺さん婆さん達の活躍劇。不思議な出来事、影から見守る者達、そしてこれを害せんと狙う存在。

日常の中に巧妙に差し込まれた異界は、半村良を思わせる。ラストが温かく切ない。
やるなあ、東直己。堪能致しました。
f0057955_10181554.jpg横になり、ずっと東直己の探偵ものを読み耽っていたら、頭の中がすっかりハードボイルドだぜ! になってしまった。
昨夜は就寝前に、別ジャンルの文庫本を手に取った。
スターフォース 最強の軍団、誕生! B・V・ラーソン
中原尚哉 訳 ハヤカワ文庫

郊外の牧場に暮らす大学教授、専門はコンピュータサイエンス。夜半に突如現れた異星の船に拉致された彼は、過酷な試練を経て船の指揮者として認められる。
船は地球上に700以上いて、それぞれが指揮者として的確な人間を無造作に探していたのだ。

船のAIを通して状況を探るうちに、敵の襲来が知らされ、指揮官を獲得した船達は迎撃のために宇宙空間に飛び出す。教授は周囲を可視化する方法を編み出し、仲間の船と協力して、未知の敵船の破壊に成功。とりあえずは初戦を勝利で飾るが、、、

軽めでテンポ良く、コンピュータゲームの様な次から次からの展開に、思わず一気読みしてしまった。終いには、教授は船を構成するナノマシンを自らの体内にも取り込んで、無敵の兵士と化し、地上に降りて侵攻を開始した敵ロボット群と闘うは、核地雷や戦車からの戦術核砲撃はバンバン破裂するは、仲間の強化兵士は次々に死んでいくはと、まあ如何にもな単純明快、明朗闊達なアメリカ活劇。この精神性の欠如が凄い。
米国のコンピュータ学者って、こんなにマッチョなのか! 肉食人種恐るべし。

なお原作は、アマゾンの電子書籍プラットホーム・キンドルに発表されたそうで、訳者も本を見ず、キンドル画面から訳したそうである。時代だなぁ。
原題の「Swarm」は、蜜蜂の分封を意味する言葉。宙軍歩兵隊を擁するAI船団が、群れをなして地球を離れ、次なる拠点に移る様を言うのだろう。
そして、最後にまさかの急展開。苦渋の選択、そして物語の始まり。
ネオニコチノイドには気をつけていただきたい。
f0057955_11412211.jpg明智光秀 正統を護った武将 井尻千男(いじりかずお) 海竜社 2,000円+税

BookWebで、井尻先生の新著アラームが鳴って暫し。読まねばならぬ本として買い置きてまた暫し。つい軽めの文庫本に手が伸びていたのだが、しかしようやく手に取れば実に面白い歴史読み物であった。

中世的権威に立ち向かった改革者「信長」と持ち上げて、三日天下に終わった逆賊として明智光秀を貶めるのが、その後400年に亘る風潮である。本能寺の変は、果たして刹那の謀反劇であったのか。

信長より六歳年長で、兵法・砲術・築城に明るく、しかし和歌や連歌を愛した教養人たる光秀。自ら仕え支えた主君が暴君・アナーキストと化して国体を危機に陥れようとする時、光秀は何を想ったのか。周囲はどう動いたのか。その後の幕府が、光秀を反逆者と云い続けるのは何故なのか。

後は読んでのお楽しみ。
歴史物など滅多に読まぬ私だが、武将達の真髄が生き生きとして蘇る感があり、結末は井尻先生の先の著作「男たちの数寄の魂」に繋がっている。前著と同様、いやそれ以上に、成程そうだったに違いない!と納得して読み終えた。
f0057955_184422.jpg鈴木宗男が考える日本
鈴木宗男・魚住昭・佐藤優、洋泉社新書

前半は鈴木氏と佐藤氏の対談「鈴木宗男、自らの政治姿勢を語る」、後半は魚住氏と佐藤氏との対談「戦後保守政治と新自由主義、そして官僚制」。本書は佐藤優プロデュースによる「政治家:鈴木宗男への入門書」である。

利益誘導型の手法とその類稀な行動力が災いして批判を受けることも多かったが、草の根を歩き自らを問い直した、本来真っ当な保守主義政治家、現実的で勤勉実直な鈴木氏の再起動に期待したいという気持ちになった。そういえばあの頃、鈴木氏をあげた検察も、煽ったマスコミ、そして野党も便乗して「疑惑の総合商社」だの「ムネオハウス」(何故か現地ロシア語ではなく奇妙だった)だの騒いだのだけれど、かなりその経緯は怪しかったと言わざるを得ない。結局は別件逮捕。時代は変わるのである。
札幌市内の書店で、平積みになっていたものを買い、楽しく読み進んだ。

奇跡の脳 -脳科学者の脳が壊れたとき- ジル・ポルト・テイラー 竹内 薫 訳、新潮文庫
現役バリバリ、順風満帆、新進気鋭の若き米国女性脳科学者Dr.テイラーが、ある朝の目覚めと共に頭の芯からの痛みを感じ、倒れ、あろうことか自分が出血性の脳卒中に遭遇したことを知る。科学者としての好奇心で、彼女は失われゆく自らの脳の機能を観察しながら、病院に担ぎ込まれる。

この本は、脳手術を受け、退行した脳の機能を取り戻し、失ったものは新たに補完して、病前とは異なる新たな自分を確立した彼女の8年間の記録である。左脳を損傷した状況からの回復、脳の各部位の機能の再統合、そして後半では右脳の存在の意味が語られる。

後半は趣きが変わって、生き物が属しやがて還る宇宙への窓口としての右脳が語られ、まるで宗教書のような内容になるのも面白い。スピリチュアルを求める米国での50万部は、この辺りのことだろう。巻末の養老氏、茂木氏の解説も豪華。
千歳空港の売店で、本に呼ばれて手に取り、自宅までの移動時間に読み終えた。