カテゴリ:趣味の読書( 172 )

第5巻を札幌の書店で見つけ、昨日の午後から取り掛かって、今日の早朝便で千歳⇒羽田の機内、モノレール、JRで自宅最寄り駅到着まで読み進み、あと10ページほどを自宅で読了。これで今野敏の孤拳伝:文庫新装版を読了した。
f0057955_20361920.jpg
1992年のノベルズ版を合本・文庫化して、昨年7月から全5巻を隔月刊行。512+472+488+464+696ページ、全2,632ページの、重ねれば厚さ105mmの大作であった。

不幸な生い立ちを自らの喧嘩拳法で乗り切ってきた若者が、強さを求め、強敵と対峙し、相手を倒し、しかしどうしても勝てない相手との戦いに悩み、技を極めるにつれて変貌していく。いやー今野さん、読ませます。去年の夏過ぎから楽しませていただきました。

風が物凄い千葉、午後からはポルテ号で事務所に出て仕事をした。
明日の午後のミーティングまでには、今回の出張報告をまとめねばならぬ。

朝飯は、いつものメニュー。
ソーセージと目玉焼き、レタスと胡瓜とトマト、パンと紅茶と牛乳、そしてヨーグルトは今日は林檎ジュースとMIX。

昼は、鯖缶と納豆があったので、ひっぱり饂飩を試してみた。
まあ、上出来ということにしておこう。私としたことが、炭水化物でお腹いっぱいである。

午後は買い物に行き、明日から留守にするのでカミサンに残しておく常備菜も含めて料理。
きんぴらなどにして、ようやく牛蒡が消化できた。ウドを買ってきたので、今夜のメニューはウドの芽と葉玉ねぎの天ぷら、鶏ももの焼き物、ウドと葉玉ねぎとワカメの酢味噌、厚揚げと葉玉ねぎの炊きもの、カブの葉とベーコンの炒め、ウドの皮はきんぴらに投入したことは言うまでもない。
f0057955_23160463.jpg
そうこうするうちに、ネットで頼んでいた本が届く。この頃は今野敏ばかり読んでいたが、同じく北海道の作家の佐々木譲の最新刊、追いかけている太田忠司の単行本、こないだ自死を選んだ西部師の本、生物系の本などまとめ買いしたのだ。

明日からの出張に、二~三冊持っていこう。明日からは札幌で、恩を返す飲み会などイロイロあるのだ。

11日 月曜日、先週に託したはずの仕事がなされておらず、新しい上長から催促のメール。うーん、ちゃんと引き継いでから出張に出たではないですか、君もまだまだだな。部長職がどんな情報を聞きたいか、その身になって考え給えよ。まだ無理なのかな。

午後からは昔の仕事で南房総の飼料基地、施設の更新準備を手伝う。直帰して帰宅して、ベランダの南蛮が折れていたので急きょ作った茄子の味噌炒めが旨かった。
f0057955_2195670.jpg
12日 Stehkaffeeさんのお勧め、火星の人」を読了した。

ログエントリー、一日目(10日)
こんなに夜遅く就寝してから文庫本を開くのは、危険な気がする。しかし、読み始めればやはり止まらない。蒸し暑い夜で、エアコンを入れれば寒くなり、切れば蒸してくるのを数回繰り返しながら、一気に上巻を読む。今は既に明日になっているはずだ、下巻には手を伸ばさぬと誓って、無理やり眠る。

ログエントリー、二日目(11日)
今夜も寝床で本を読もうと早めに就寝、その後のワトニーはどうなった。少々酒を飲み過ぎたらしく、読み進めるにつれて睡魔が襲ってくる。もうだめだ、寝る。ワトニーの無事を祈りつつ。

ログエントリー、三日目(12日)
柄にもなく文庫本をリュックに入れて出社、昼食後は読みふける。またもやのアクシデントに唖然として、しかしワトニーはタフだ。

ログエントリー、三日目の午後6時過ぎ
定時を過ぎて帰宅して、残りに取りかかる。ついに到着した。そして火星を離れる。フライバイして戻ってきた仲間は、入念にランデブーを試行するが、ここで最後のアクシデント。打ち上げ速度が足りず、インターセプトできない。しかし今度は宇宙船の仲間がまさかのアイデアでこれを切り抜ける。やるなぁ。

おめでとうワトニー、地球の全ての人々が君の帰還を喜んでいる。こんなに金のかかる、そして人類が一体となった救出劇は君が初めてだ。状況を客観視してユーモアを交え、決してへこたれない君、もちろん科学的知識と都度の冷静さが君を救ったのだ。そして君の命を支えたのは、地球で共に生きていた植物とバクテリアだった。
19日 朝4時に自宅をポルテ号で出発、Jetstarの新千歳行きの朝イチ便は6時15分である。流石に満席ではないが9割以上は席が埋まっていた。相変わらずアジア人が多いが、様子からみて本土ではなく台湾人のようだな。

9時には千歳でレンタカーを走らせて、カミサンの実家の空き家の様子を見てから市内で法事。いったん戻って、午後5時からは市内のホテルに集まり会食。
f0057955_23505821.jpg
母の足の具合もあって、行き帰りとタクシーを使った。死んだ妹の初孫に当たる一歳少しの子が、集った親戚たちを和ませていた。
f0057955_2351334.jpg
20日 少し寝坊して、さあ畑仕事だ。
朝一番に、ゴーヤのコンテナに発根剤を施用して、次いでアミノ酸液肥を葉面散布する。胡瓜とトマトの枝を整理して、ゴーヤのツルを誘引する。エンドウ豆にもヒモで誘引して立たせ、収穫しやすいように整理する。
f0057955_2352072.jpg
午後からは花壇に苗を補埴して、その後はひたすら雑草を取る。うーむ、畑がすっきりした。
一足先に帰るカミサンを地下鉄駅まで送って、夕方まで畑仕事をいろいろする。

21日 昨日耕しておいた畑の余地に、二十日大根とホウレン草とチンゲン菜の二度目を蒔く。昼には仕事を終えて帰路、途中で月寒の叔母に野菜を届けて近況報告。
千歳で早めにレンタカーを返して、空港で土産を買って、まだ時間がある。成田にポルテ号を置いてきてしまったので、ビールも飲めない。西加奈子の直木賞受賞作を買ってきて、さあ読みかかろうかと思いきや、良く見れば「下」と書いてある。ゲッ!(洒落)何と上下巻があるのか。急いで上巻を買いに行かなくっちゃ。

とって返した本屋には上巻は並んでいなかった。まっ、世の中こんなものだ。
と云う訳で、昨日の飛行機の待ち時間に一気読みした西加奈子の「ふくわらい」が、まだ私の頭の中にある。何やらこれにうなされて夢を見たような記憶さえもある。凄い小説であったのである。
f0057955_22454752.jpg
ぶっとんだ親父と病弱な母に育てられ、類稀な感性を秘め、その心に他人との壁を作り育った女性主人公が、周囲の人間達に影響を与え、且つ触発されて目覚め、自分も周囲も幸せになる物語。

こんな小説ありか!この結末の幸せ一杯の感覚って何?
こんな小説が書ける方だから、この小説で第148回直木賞候補になり、そしてこの第152回で見事に直木賞を受賞されたのですね。おめでとうございます。

受賞作「サラバ」は、絶対に読みます。
読みますが、私はまずこの「ふくわらい」を先に読めた事に感謝したい。
いやー、世の中には凄い人がいるものですよ、皆さん。
きっとこの方、プロレス好きなんだと思います。

ところで、久々の図子慧さんの書き下ろしも面白いですよ。
「駅神ふたたび」が文庫で出ないかなぁ。
ネットで買った本が届いた。
「ハヤカワSF」で検索したら、去年発行のシリーズものが引っかかってきた訳である。
「駅神」以来、見つければ買っている図子恵の新作、パラサイト・イブで衝撃のデビューをした瀬名秀明の新作などなど、これから読み耽るのが楽しみな本たち。
f0057955_22944.jpg
溜まったポンタのポイントを充当して、これで5千円ほどの出費だ。

今日は前月〆めの作業をしたら、明日のコンサル会社との打ち合わせに備えて資料を作り込んでいた。朝夕の自転車通勤は、ますます寒さが進んで、そろそろ手袋が欲しい。コンビニに寄ってみたが、まだ入荷していませんとは。

昨日の塩焼きに味をしめて、カミサンは今日もスズキの切り身を買ってきた。塩胡椒してパン粉とスパイスを振って、オリーブオイルをかけ回してオープンに入れる。旨そうな蕪は、ベーコン味の煮物にした。今日も幸せな晩飯が作れた事を喜ぼう。
すすきの交番向かいのバス停から、空港行きのバスに乗る。
f0057955_19444258.jpg
新千歳空港発のジェットスターはスタートが若干の遅れ。成田に着けば流石に暖かく感じた。預けていたポルテ号を受け取って、そのまま事務所に出て片付け仕事をする。
f0057955_19462869.jpg
この出張に持っていき、読んだ本。読んだ順番に、

○炭水化物が人類を滅ぼす 夏井睦著 光文社新書
かの「傷はぜったい消毒するな」でファンになったお医者様。今回は自ら試しておられる糖質制限を各方面から解説する前半、そしてお約束の怒涛の後半は、またもやテーマがぐんと広がって、哺乳類の進化、脳がエネルギー源とするぶどう糖の周辺、そして人類の農耕の起源に迫る。いやー面白かったね。

○人に強くなる極意 佐藤優著 青春新書
骨太のこの方のファンである。ふと手に取ったが、本は帯で売れ行きが決まると書いてあり、なるほどそうだったのかも知れないな。極めて常識的な保守論客であろうと思う。ほとんど斜め読みだった。

○日本人に「宗教」は要らない ネルケ無方著 ベスト新書
日本人以上に日本人らしいドイツ生まれの禅宗の住職さん。実によく日本人を分かっておられる。タイトルはやや受け狙いだが、優れた日本人論であり、宗教論である。頷きながら読み進めさせていただいた。
暫くぶりに青空を見せた日曜日。気温はそう低くなく、風はときおり強い。
家の掃除をして、午後からは佐々木譲の道警シリーズ第6弾「人質」を読みふける。いつもながら、職務に忠実で、よく仕事の出来る、互いの信頼に裏づけられた大人の主人公達。カッコイイんだなぁ、これが。
f0057955_18582613.jpg
さて、これで、手持ちの未読本はSF文庫本が2冊、坂木司の短編集など2冊。そろそろ補充を考えておこう。
13日 ようやく気温が下がった。自転車でポタリングに出て、近所にできた巨大なホームセンター店内を冷やかした。何でも売っていて楽しい。インシュロックが2本欲しかったのだけれど、袋にドッサリ入っていて、値段は安いものの無駄になりそうなので買うのはやめた。別な対処方法を考えよう。ペット関係の売り場の一角には、可愛い子犬と子猫がケージの中にいて、見ていて和んだ。しかし、彼らにしてみればイイ迷惑だな。

久し振りに海岸沿いを走るが、人が多いので飛ばせない。諦めて昼には帰宅、カミサンとラーメンを食べてウダウダして、夜は上の息子がまた来て宴会。

14日 やり残しの仕事があり、帰宅する息子を送ってそのまま事務所に出る。朝早くから一人の仕事は捗って、1時過ぎには懸案を片付ける。その後は帰宅して読書の時間。
f0057955_1842191.jpg
遠藤秀紀さんで検索したら引っ掛かった「特別授業"死"について話そう」河出書房新社の「14歳の世渡り術」なるシリーズの一冊。子供向けの本らしいが、なかなか深い。遠藤氏は現代の風潮をアナーキーに、アバンギャルドに、一気に本質を語る。この本は、知り合いの息子さんに進呈しよう。

「奇跡の脳」は、文庫で読んだがこれは倒れてリハビリ中の知人への進呈用。「植物はすごい」は寝物語用でもうすぐ読了予定、そこそこ楽しい。「目白台サイドキック、魔女の吐息は紅い」なーるほど、そうきたか、前作の謎が解決する。
f0057955_18575611.jpg
読書の友は蜜柑。まだ青いけれど甘くて美味しい。

明日は午後から市内の別事務所で札幌と繋いでテレビ会議、自転車で出かけてやろうと楽しみにしていたが、午後からは雨の確率80~90%では諦めざるを得ないようだ。
私の中学・高校から予備校時代、お世話になった札幌駅前通りの書店が、このところ店を閉めている。4月末には、地下鉄大通駅に直結の「リーブルなにわ」が、そして6月末には「アテネ書房」が、店仕舞いしたと伝えられた。

ネットで本が買える今、私もほとんどの本はネットで注文している。
リアルの書店で本の匂いを嗅ぎながら、あれこれ探す楽しみ、書店が企画したコーナーで拾い読みする贅沢な時間は、確かに得難いものなのだ。しかし、ネットで作家買いと目ぼしい文庫を当たっているだけで、買う本には不自由しないのも、これまた確かだ。新しい本に出会うきっかけは、書店にしか無いとは限らない。
f0057955_20305772.jpg
しかも、これだ。
期間によっては、だが、ネットで買った本の代金の二割がクーポンで返ってくる。こんな事をされては、中小の書店は対抗し得ないだろう。巨艦店しか生き残れない、のが実態なのだろう。いつもはネットで本を買っています。中小の書店も残って欲しいものです、とは都合のよすぎる言い分である。