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9/5 蛍女

9/5 蛍女_f0057955_23494965.jpgほたるめ 藤崎慎吾 著、ハヤカワ文庫。
衝撃のシャーマニズムSF、傑作長編ハイドゥナンの前哨譚にして、コンパクトにまとまった佳作である。
若き南方熊楠、ではなくて、南方洋司がいる。
南方の研究室には、まだマスターコースの橘がいる。
ハイドゥナンから30年前の、同じ時空の物語だ。
森林ネットワークの中枢部を守るものが、森林生態圏の頂点に立つものとの設定は面白い。
4日の、TMRセンターでの試作の行き返りに、詠み残し部分をようやく読了できた。 9/5 蛍女_f0057955_23501096.jpg

フリーランチの時代 小川一水 著、ハヤカワ文庫。
あっけらかんとしたファーストコンタクト物の表題作から、時砂のオーヴィルの番外編まで、カラフルな短編集で、楽しめた。

最近、忙しすぎて本が読めていない。
まだ読まねばならぬ本が2冊あるというのに、文字に飢えたストレスからか、新たに数冊をネットで注文してしまった。
落ち着いて本が読める時間が欲しい。このことであった。
by yokuya2006 | 2008-09-06 00:06 | 趣味の読書 | Comments(0)
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