人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2/23 NPOで「ごみ」勉強会

先週から少しずつ準備を進めていた。今日の朝からは、大車輪で名刺の印刷やら、リーフレットの折り畳みやら。で11時には、家を出た。
今日は午後からNPOで「ごみ勉強会」を開催するのだ。

通り道のホームセンターで、お土産の堆肥や野菜種子を入れるレジ袋と、お茶と、ペーパーカップを購入、ついでに昼飯代わりの鯛焼きを買って運転しながらパクつきながら会場へ。

会場には息子が手伝いに来てくれていて、机やプロジェクターのセッティング。12時半を過ぎた頃には何とか会場設営を終えて、ちらほら参加者も集まりはじめた。
申込者の中では、お二人がやむを得ない事情で欠席だったが、数名が新たに加わり、そこそこ会場の席は一杯になった。講師の方々への手前、参加者が少ないことだけが心配だったが、何とか格好がついたと言うものだ。

講義はなかなかリアルで面白い。
ボランタリーで飯田市の環境行政に関わっている講師の話、市民がごみの選別作業に参加してデータを得る。ごみの再資源化率が50%以上という。学校には生ごみ処理機が常設され、その管理は小学生が担当している。既にこれが環境教育である。
古き良き骨太の精神文化を継承している信州ならではと言えるのだろう。民度の高さが、地域に根ざした環境行政と連動した成果である。

しかして千葉はどうか。田舎のくせに使い捨て文化だけは都会で、巨大な自治体の形が災いするのか合意形成が難しい。行政担当がコロコロ代わり、また不勉強なので相手にならない。
企業人の人的資源が、そのまま地域と共有できている、との講師の話は耳が痛い。
千葉に住み東京に通う人は多い、いやいや我が社とて千葉市内にはあるが千葉市民でない社員が多く、サラリーマンジプシーの特権なりと地域コミュニティに参加しないオヤジの如何に多いことか。

講師曰く、ごみ処理の方法論は複数あってよい。千葉市も区単位の取り組みがあってよい。
区毎の特性の違いに応じて、ごみ収集の手段を変える発想でよい、とは目からウロコがパラパラと落ちた。
市は区長に権限を委譲し、区は地域のNPOと連携して市民との関わりの中でごみに対処する。区の担当者が自らの経験を持ち寄って、集い、市全体のごみ行政を議論する。そんな図式の実現を目指すにはどうしたらよいのか。

講師を招いた勉強会の企画だったが、議論の時間が足りなかった反省がある。
参加者の中には、そのまま講師として語れるレベルの方々も大勢おられたようだ。
パネルディスカッション形式も面白かっただろうが、まだ我がNPOの力量不足である。
今後の課題となるだろう。
by yokuya2006 | 2008-02-23 21:16 | 堆肥化とNPO | Comments(0)
←menu