GMOトウモロコシ 結び

我が国で現在承認されているGMOトウモロコシの種類と、米国で栽培されたこれらトウモロコシが我が国に輸入されるまでを見てきた。

相場等に左右され、また過去には高騰して一騒動あったとはいえ、通常は「大量」に「安定的」に「安価」で輸入できる体制が構築されている米国産トウモロコシ。
米国では輸出に関わる安全性確保のための管理システムの運用と監視がなされており、我が国でも港湾サイロや飼料メーカーには公的機関の有害物質等モニタリングが実施され、飼料メーカー自身も製品の工程管理の中で安全性を保持している。

もとより日本に持ち込み可能なGMO作物は、すべて科学的な見地からの安全性評価がなされたものであり、未承認のGMOは輸入禁止である。
数年前に未承認のカナダ産GM亜麻の遺伝子が極めて僅かに検出され、大騒ぎになったことは記憶に新しい。

以上、客観的に事実のみを書いた。脚色はないつもりである。
いささか簡単に過ぎてプロの方々には物足りなかろうけれど、生化学系のベースをお持ちでない一般市民各位にはこれでさえ難しい部分もあったことだろう。
少なくともこの程度まで理解していなければ、ものは言えないと思っているが、但し「好き嫌い」は別の次元の話であることは当初に書いた。

現状を理解する事は必要と考えるものだが、今後もこれを維持すべしと言いたいわけではない。
国産飼料の自給率の向上は、もちろん大賛成である。
コストが見合うのか、多少のコストアップがあっても生産者に国民に許容されうるのであればそれで良い。
食料もエネルギー同様に、あまりにもの海外依存に目をつぶることはできない。

これら一連の記事はGMOやトウモロコシの輸入、或いは国産自給飼料を論じようとする際の基礎知識として、私の頭の整理も兼ねてまとめたものであることをご理解いただきたい。
(とりあえず、お終い)

by yokuya2006 | 2018-12-10 20:06 | GMOと穀物輸入 | Comments(2)
Commented by urasimaru at 2018-12-10 22:46
勉強になりました。
うーん、未来っていうか、当面の今後は、やっぱりいろいろな方面でみんなが全力で走り続ける感じになるんでしょうか。
テレビで見たダイヤモンド博士の話を思いました。
『銃・病原菌・鉄』は気が滅入りそうなので読む予定はないんですが。
Commented by yokuya2006 at 2018-12-11 07:39
浦島丸さん、二年前にGMOトウモロコシにRNA干渉が組み込まれた時には、ここまで来たかと思いました。あまり世の中では話題にならなかった気がします。

この加工的畜産への反省から、国内では動きがないわけでもありません。機会があれば、その辺りも整理してみようかな。