明石海峡大橋を渡って、サービスエリアに立ち寄れば、観覧車がそびえ立っていた。
確かに観覧車の高さから海峡を見下ろすのは、絶景だろうな。
でも、地上から明石海峡大橋を見下ろすだけで十分な見ごたえなのに、景観の邪魔だよね。
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和歌山県の、本州最南端の牧場(私のお客様)を訪問して、堆肥発酵機の年次点検。
その後は、紀伊半島のウエストサイドをひたすら北上して、大阪神戸をぐるりと回って、明石海峡大橋を渡って淡路島のお客様へ。明日、雨が降ってはしゃくなので、今日のうちにメインモーターのオイル交換をしてしまおう。明石海峡大橋は、今日は貸切り状態でした。
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豊川の二件のお客様を訪問した後、次回の堆肥発酵機の納品先まで下見に行った。
鳥羽でお昼になったので、同僚と食事場所を探していたら、看板があったので行ってみた。
蒸し海鮮の和食レストラン、店に入って納得、なるほど蒸し料理なのだ。
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この穴から湯気が噴き出してくる。この上に蒸篭をのせて、伊勢海老や貝を蒸し上げる。
伊勢海老の茶碗蒸しも伊勢海老の赤だし、おこわが付いて、3500円だった。
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朝から会社で、社内メールで上司や同僚に連絡。しばらく出張不在につき宜しく。
予算外の稟議書を二通、何とか予算内の稟議書を一通、作成して部下に託して帰宅。
札幌の実家から届いたラーメンを家族で食して、行って来ます。皆、有意義な一週間を。
カミさんに送ってもらって、同僚と合流。4時間走って、愛知県のビジネスホテルに到着した。
新しいホテルなので、LANは全室配備、ケーブルまで付属していて助かる。
フォーマの64Kモデムも、LANケーブルも持ち歩いているが、この頃必要ない場面が増えた。
出張ビジネスマンには、有難いことだ。
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都内の肉牛農家のお客様に、堆肥発酵機のメンテでお邪魔した。
景気はどうですか、と聞けば「堆肥(販売)の日銭で暮らしているぞぉ」と言いながら、「どうして他人がこの商売(和牛生産)をやらないのか不思議に思うぞぉ、ワハハ」と豪快に笑う。
儲かってますね、なによりです。息子さんも後継者宣言したようだし、、、
親分肌で気風の良いこの方は、私は好きなのだ。

この方の発案で、堆肥発酵機の二次コンベアを堆肥舎に水平に配置している。
水平のベルトの何箇所かに、邪魔板が引き出せるようになっていて、要するに毎日の一次発酵堆肥の堆積が、いくつかの山に分けられるようになっている。
毎日、浅い堆積高さが積み上げられ、都度均等に好気性発酵するので、切り返しの手間も要らず、良い堆肥に仕上がるわけだ。この方の工夫と観察眼は、たいしたものなのだ。
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九州編、その3
熊本県でお客様と話していて「げなげな話」と言うのを聞いた。
えっ、と聞きとがめて、げらげら話 = げらげら笑うような話?と確認したら、その方いわく「ああだげな」「そうだげな」と陰で言う話のことだ、と説明した。

陰でコソコソと人の悪口、噂話、『あの人はああ言ったげな』『この人はこんな事をしたげな』と言う行為を指す物言いだと理解した。違うかもしれないが。

否定的な響きの中に、九州人の骨太さと正義感を感じたような気がした。
太平燕、タイピーエンと読むのだそうな。
中華料理っぽいが熊本の名物料理で、学校給食にも人気メニューとして登場するらしい。
春雨スープのラーメンサイズと言ったところだ。
燕の文字から考えるに、本場の「燕の巣」スープのアレンジ版か。
スープは、チャンポンのスープに似ていなくもない。
麺は入っていない、中身は春雨です。美味しかった。しかし、合わせる酒が思いつかなかった。
ビールと、だと、お腹だぼだぼになりそうだし。
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宮崎県から一気に博多に移動。といっても3時間ちょっとですね。
博多の宿の近くの、なじみのおふくろの味の店で、仲間と夕食。
頼んだ「ゴマ鯖」が旨いので、焼酎をしばし休めて、お茶漬けをもらってすすり込んだ。
これでお腹ができて、その後、飲みすぎてしまった。
写真は、島美人(芋焼酎)のロックと、ゴマ鯖。
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創元SF文庫 シオドア・スタージョン 時間のかかる彫刻」を読み終わった。
色とりどりの、中篇、短編。
何やら実験的なパラノイア的小説があると思えば、ホラ話あり、しっとりした読後感の佳作あり、人生訓?ありで、通して読むと支離滅裂だ。一話終わるごとに、気を取り直す必要がある。
面白かったのだが、アンソロジーとしては、ばらばらの印象。読む側の柔軟性が問われます。
急な出張で、熊本へ。
飛行機の読書灯が、点けてみるとやけに明るい。
オヤ、と思いよく見れば、電球ではなく発光ダイオードの明かりなのだね。
イニシャルコストは高いかもしれないが、多分電力使用量は低く、長持ちするのだろう。
とても明るい白色光で、楽しく読書ができました。
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都内の大学に遊びにいった。
牛乳の中の機能性成分として注目されている共役リノール酸について、話を聞いてきた。
共役リノール酸は、普通のリノール酸(脂肪酸の一種、炭素数が18でそのうち2つの二重結合がある)の二重結合の位置が共役(C=C-C=C)になっている構造。
筋肉を落とさずに増強しながら、体脂肪が減少する。ガンや心筋梗塞に効果があるなどと、注目の成分なのだ。
反芻動物の第一胃(ルーメン)で、微生物により合成されるので、牛乳や牛肉に微量だが含まれている。
放牧で青草を食べる牛や、もともとリノール酸を多く含む例えば「おからサイレージ」を給与すると、乳中に増えるのだそうだ。
いたずらに高脂肪を追わず、「牛乳は太る」の誤解を逆手に捉えて、低脂肪でしかもダイエットの機能性あり!で、牛乳を差別化できないか。
是非とも取り組んでみたい。
先日の設立総会を受けて、認証申請をしてきた。
8月末には、NPOの誕生日を迎えることができそうだ。
定款の作成作業など、いろいろ勉強になった一ヶ月だった。
忙しい日々のなかで、どうやって実のある市民運動を進めてゆくのか。
ますます、毎日の時間の使い方が問われますね。酒を飲んでばかりではイカンですね。反省。
急な出張で福岡へ。
土曜日の午前、NPO設立総会を終えて、そのまま羽田空港へ向かった。
空港では、鉄人衣笠さんとすれ違った。大きな人だった。
土曜の飛行機は空いていた。良く寝た。
夜は、現地の営業所長と打ち合わせを兼ねて、大学時代の友人がやっている焼肉屋で夕食。
今日は朝7時前からスタートして朝搾中のお客様を訪問、昼過ぎの西鉄で博多天神、福岡空港から羽田に戻った。帰りの便は、ほぼ満席の混みようだった。あわただしい出張だった。
羽田の第二ターミナルビルの5階には、青い牛がいた。子供らが背中で遊んでいた。
そーゆー意図で、置かれているのか? まぁ、牛に親しみを持ってもらえるのは良いことだ。
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創元SF文庫 ホーガンの仮想空間計画を読了した。
現実(その後仮想世界と判る)と記憶のフラッシュバックが平行して語られ、物語が進んでゆく。
最初は混乱しつつ読んだが、途中から俄然面白くなってくる。
コンピューターシュミレーションの方法論、それを見破る主人公の行動、システムが操る仮想人格との駆け引きなど、さすがホーガンのハードSF。
やはり科学技術への絶対的な信頼、そしてハッピーエンド。アイルランドに行ってみたくなる。
会社から千葉県庁に向かって歩く途中に、みなと公園がある。
この陽気で、まだ朝だったこともあって、蓮がきれいに開花していた。
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鯉が泳ぐ水面では、亀さんたちは陽春の日差しに甲羅干しをしていた。
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アルバム発売への道  その5
CD予約しましたよー。一ヵ月後が楽しみだぁ。
ただ今、怒涛の勢いで驀進中、注目のコメディ・シンガーソングライター。
某六輔さんによれば、この方は「新しいジャンル」を開拓した!のだとか言ってました。
皆さん、是非聞いてみてね。
ビクターエンタテインメントのページで、予約購入ができます。
多分、買って損は無いはずです。
創元SF文庫 ホーガンのミクロ・パークを、読み終えた。
一週間くらいかかった。面白いのだが、まとまった時間が取れないで、いつもの細切れ読書。
昨夜、就寝の枕元で最後の1/3に取り掛かり、えい一気に読んでしまった。
昆虫サイズのロボットに、神経接続して乗り移るテクノロジーがミソで、最後は活劇SFになる。
この人は、科学技術(進歩)への揺らがぬ信頼が基本にあり、登場人物の善悪割りきりが単純で判り易く、そしてハッピーエンドが良い。
作風が変わったという声もあるようだが、作家の変貌にも付き合うのが読者でありましょう。
ところで、この作者の日本人を見る目は面白い。きっと得体が知れないのだろうな、と思う。
国際展示場で、環境展が開催されている。取引先が出展しているので、出向いた。
年を追うごとに、家畜糞尿処理に特化した出展は少なくなっている。
生ごみ処理機は、ここ二~三年目立った消滅型が、消滅気味だ。当然だろうと思う。
新興の会社が頑張っているが、さて来年も残れるか。
バイオマス処理は、格好いいが金にはならないのだ。そして金にしようと思えば、自治体の巨大施設をものにしなければならず、売り逃げは出来ないのが大変なのだ。
箱物を作っただけではダメで、その管理体制を構築しなければならないが、そこがゼネコンも、残念ながら自治体もできない。住民参加のNPOの必要性がここにある、と思っている。
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会場の建物は、いつ見ても変だ。
バイオガスの専門の方と話した。
シンプルなバイオガスシステムは、一槽式、つまり発酵タンクは大きいのがドカンと一つだけ。
ドイツなどで、発電農家が自ら開発して使っているのは、このタイプ。

本当は、メタン発酵タンクの前段に『有機物をある程度分解しておくタンク:可溶化槽とか言う』があったほうが、その後のメタン発酵の効率も良いのだが、コストがかかり管理も難しい。

本当は、タンクを加温して高温域でメタン発酵させたほうが効率が良いのだが、これも管理が難しくなる。微生物君達がへそを曲げると、なかなか元に戻らないようだ。

メタン菌は液中のアンモニア濃度が高まると、阻害されて発酵効率が悪くなる。一槽式では水で薄めて濃度が高まらないようにしているわけだ。
これも本当は、アンモニアを中和したり、ろ過膜で取り除いたほうが良く、このメーカーさんではメタン発酵の前にアンモニア発酵をさせて取り除き、これで硫安などの肥料を作り、その後は高温メタン発酵させるので、とても炭素のメタンへの転換率が良いのだそうな。
窒素がアンモニアとして事前に回収されてしまうので、つまりCN比の調整がいりません!

この技術者さん曰く、業界では前記の一槽式のことを、通称「馬鹿タンク」と呼んでいるのだと。メタンの発酵効率は悪いが、面倒な管理が不要で、気にせず何でも放り込める、からだろう。

可溶化槽、高温発酵、アンモニア除去、等々、確かに研究開発は素晴らしい。
しかし、どんどん素人が扱えなくなって、システムは複雑巨大になって、コストも高くなる。

私は家畜糞尿処理の立場なので、「馬鹿タンク」がいい。
農民が、市民が、日々の生活の一部として、タンクの中の微生物と対話しながら、ゆったりと、おおらかに管理できるシステムがいい。

この技術屋さんに、恐る恐る言ってみた。私もそう思うと答えてくれた。良い人である。
昨日までは、シトシト雨でじめじめ。もう梅雨が来たのかと思うほど。
そして、今日の朝は一転して青空で気温も28度くらいまで上がり、一気に初夏のよう。
ところが、夕方には小雨がパラついて、上空には低い雲が強い風に流されている。
こうも移り変わりが激しいのも、困りものですね。
写真は、我が家の窓から見える、どんより小雨の中に暮れゆく幕張ビル群だ。
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と言っているうちに、あれあれ今度は夕暮れ空が明るくなってきたぞ。
おっ、強い風で吹き払われたのか、富士山が良く見える。
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我が社の農場に行ったときに、牛舎をのぞいた。
他の牛は、エサを食べたり、ベッドに寝て反芻しているのに、パーラーの前に3頭が集まって、小声でひそひそ打ち合わせをしていた。
カメラを向けると、「おい、人間が見てるぞ」と察知され、睨まれた。
いったい、何を話していたのだろう。とても気になった。
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早川書房 原題は「1089 AND ALL THAT」なのだが、これでは直訳してもしょうがない。
で、変な題名がついている、のだな。

数学が好きな息子に買い与えた。
2~3時間で、読んだと返してよこした。物足りなかったらしい。
で、しばらくして、私が読んでみたわけだ。

各章の終わりに用意されている、おお、そうか、の驚きが、私は判らない。全部ではないが。
著者は、各章の最後で、喜び、楽しみ、読者にも同意を求める。
ネ、ネ、すごいでしょ、こうなんですよ、と。
しかし、私は判っていないンですけど、、、

数学は美しい!                    ・・・・・・・・・ らしい。
自然対数の底e、円周率とは言うがそれだけではないぞパイ、あり得ざる虚数のi
美しいのだろう、たぶん、と思うことにしよう。
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朝から打ち合わせで、都内のベンチャー企業に出かけた。
担当者が女性なのは知っていたが、出てきた上司も女性。
うら若き美女お二人を前にして、田舎から来たオジサンは舞い上がらぬよう気をつけて説明しました。

職務知識が如何のとは、言うまい。
一所懸命に仕事しているな、と感じることでした。

うちの若い社員はどうか、ここまで緊張感を持って仕事をしているか。そして、そもそも私は、、、

ベンチャーって、やりがいはあるが、仕事はハードなのだろうな。
こんな細い体で(大変に失礼)スタミナあるのだろうか。
私とは体格が違う、いや人種が違う、むしろ世界が違う、のは確かです。
いろいろと、考えさせられる訪問でした。
最後に「私の仕事は糞尿処理、」と言ったら、笑顔で、退いていた。失礼しましたっ。
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千葉大学真菌医学研究センターの市民公開講座に出かけた。
中規模の講堂が、ほぼ一杯。資料が足りなくなるほどの大盛況だった。
ご年配の方々が多く、都会に位置する大学の面目躍如と言ったところか。

第一部でカビと人とのプラスの関わりを説明、ペニシリンの発見には「青カビとブドウ球菌が一つのシャーレで増殖した偶然」だけではなく「気温の推移により最初に青カビが繁殖した偶然」もあった話が面白かった。

第二部ではカビによる肺臓炎の怖い実態、米国カリフォルニアには肺を犯す強力なカビが存在する輸入真菌症などの話、先生が頭良さそうで、スマートでかっこ良かった。

第三部では、真面目な花王の研究員氏による、少し宣伝も入ったカビ退治の話。
どれも面白く聞けました。
仕事の関連の話題もあったので、後で大学に問い合わせてみよっと。
神奈川のお客様を訪問した。
去年取り付けたベッドの上に追加した送風機の一台が回らない、との連絡だ。
なるほど、回らない。
近頃の機械は電子制御なので、問題の送風機に割り当てている番号を別番号に変更してみたら、ちゃんと回った。
おや、と思い、調整のために一度ブレーカーを落としたことを思い出し、さてはと元の番号に戻してみたら、ほら回った。
でも、やはり心配なので、別番号に設定しなおして、30分くらい回して様子を見ていたが、これで大丈夫なようだ。
送風機本体には問題がなく、何かの拍子に制御装置の個体識別がバグったらしい。
具合が悪くなった電子機器は、一度ブレーカーを落としてみる。しばらくしてから電源投入すると、何事もなかったように復帰することがある。
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去年の同じ時期に、パーラーには牛舎とは違って手動ボリュームの送風機を取り付けていた。
そろそろ気温が上がってきたが、搾乳中の人間も快適だと奥様に喜んでいただけた。
関東では、これから牛舎の送風機が活躍する時期がくる。
河出書房新社 奇想コレクション ページをめくれば ゼナ・ヘンダースンを読み終わった。
先日の江戸散策のお供にもって行き、行き帰りの電車の中で、続きは就寝前に読んだ。
女性の、教師の、子供の、と少し鼻についたが、そこそこ面白く読めました。
最後の中篇が、佳作です。
この連休中の仕事として、NPOの法人化に係る提出書類の作成を進めている。
昨日までで、認定申請書、役員と社員名簿、定款などの原案を作り終えた。

この後は、今月半ばに予定している設立総会に向けて、向こう二年間の事業計画と会計収支予算書を作らねばならない。
受託の目処もない事業を予算化するわけにもいかず、まあ固いところで見ていくしかないな。
創元SF文庫 歌う船」アン・マキャフリーを読み終わった。
健気な乙女の人格を持つ宇宙船BrainShipの物語。
女性作家ならではの視点で、主人公の愛と冒険を語ります。
なかなかの傑作です。
関東乳販連から、連休前に緊急連絡が回っている。
関東の生乳生産は4月に入っても高水準で推移しており、4月単月の販売不可能乳は4000トンを越えるという。
そこで、いよいよ「これまでは自然体としてきた計画生産の考え方を改める」とし、学校給食による需要が無い連休期間は前年実績3%の出荷抑制を求め、駄牛の淘汰(年取ったりで品質の悪いミルクを出す牛は廃用とする)と、全乳哺育(人工ミルクを飲ませず、余った牛乳で子牛を育てること)を推奨します、との文書だ。

これから夏が来る。
暑い夏は、牛乳の消費も伸びる。
しかし夏休みは学校給食向け牛乳が止まって、牛乳がダブつく。
秋には、品質による牛乳の淘汰が始まる。
九州、北海道に次いで、いよいよ関東にも、生産調整の波が押し寄せる。
市の生ごみ資源化アドバイザーなどを細々と続けてきたNPO活動だったが、サポートする市民団体が増えたことなどから機運が高まり、いよいよNPOを法人化することになった。

NPOでは、実は懲りている。
一つは「生ごみ資源化」を標榜したNPO。
「生ごみ堆肥化に取り組む市民団体の支援」という煩雑な実務作業は我々にやらせておいて、生ごみ堆肥で野菜を作る畑仕事が面白くなってしまった一部の理事たちが、我田引水、傍若無人、言語道断な振る舞いをし、市議の秘書風情の事務局長は会を私物化するわ、収拾がつかなくなった会長は逃げるわ、もうぐちゃぐちゃ。
会は空中分解してしまい、私も理事をやめ、NPOからも退会した。

もう一つは、これは悪人がいたわけではないのだが、技術関係専門家のNPO。
まだらボケの理事が、プロジェクトの運営費をポケットに入れてしまい、ボケの怖いところだが自己の正当性を譲らない。
しかも、ある町の補助事業に関して私も主力メンバーとして住民参加を取り持っていたのだが、町が住民の意見を聞いたふりのアリバイづくりに我々NPOを利用する構図が見え見えなのに、技術系の悲しさか、町に強く抗議できぬまま提灯持ちをさせられた。
挙句に二年目も町と契約すると言うので、いい加減に目を覚ませと契約撤回を決議したにもかかわらず、今までの苦労とか言いながら契約してしまった。
で、NPOを退会した。

NPOとは、善意の第三者がボランティア精神で集まるもの」と単純に信じ込み、考えが及ばぬ私も未熟だったが、ともに良い社会勉強をさせていただいた。
NPOは、メンバーをよほど厳選せねばならない。
そして目的を明確にすることだ。と知らされた。
そして資金、周囲に媚びる必要はないが、行政ともパートナーシップの立場から協調して業務を受託する、企業にも堂々と趣旨説明して援助を求める態度も必要だろう。

私の二つのNPO失敗例の共通点を敢えて言えば、会の首脳部の老害であったろう。
歳をとると、視野が狭くなり、意固地に、頑固に、そして唯我独尊になる傾向がある。
特に専門的な仕事一筋の方に多いとお見受けするが、残念なことだ。
私も、多趣味の年寄りになるよう、努力しなければと思う。

空中分解したNPOの、そのときの「良識派理事」達が今回の設立メンバーだ。
皆、苦い経験をしている。
これを教訓として、自らを戒めて、努力したいものだ。