今年は7月くらいまで、飼料原料の高騰に次ぐ高騰に翻弄されていた。
去年から続いて年が明けても、「とうもろこし」を始めとして、大豆、大麦、そしてビートパルプ、綿実、乾牧草、ヘイキューブも、あれよあれよの値上がりが続いていた。
バイオエタノール向けに「とうもろこし」が流れたのを契機として、昨年度からの不作を引き摺った在庫薄に、BRICs諸国の需要の拡大も相乗して、穀物の国際相場はかつてない水準にまで押し上げられた。もちろん、価格変動に旨みありと介入したファンドマネーの存在も大きかった。

しかもオイル高であった。北京オリンピック特需で船運賃も高値で推移し、コンテナチャージも毎月のように値上がりして、我が国の飼料原料の輸入価格はますます押し上げられた。
しかし今から思えば、コンテナ価格の高騰は「アメリカに以前のように荷物が集まらなくなった」為に、北米発のコンテナの数そのものが減ったからだ、と説明されていた。既にアメリカの輸入購買力の低下は、夏頃から顕著であったのだ。

そして10月のリーマン・ショック。米国政府と議会の対応如何では、もう少し何とかなったのかもしれないが、アメリカ人が皆で分かってバブルしてたわけではなかったのだね。
穀物価格は急落、オイルも急落、円は強くなる、そして北米産の乾牧草はサプライヤーが在庫を抱えて荷動きなく、これも暴落する羽目になった。北米産粗飼料では輸入ライバル国の韓国が、ウオン安で大きく購買力を落としたのも響いたようだ。
我が国の輸入穀物価格は、あっという間に2年前の水準に戻ってしまい、明日の1月からは配合飼料価格は実にしばらくぶりの値下げ、しかも1万円を超える大幅値下げとなった。この値下げは、まだ続くのだろう。

この飼料の高騰は、我が国の畜産農家、特に牛乳の消費低迷で市場価格を上げられない環境にある酪農家の経営を直撃した。ついでに言えば、原料高を製品価格に転嫁しきれなかった飼料会社も、軒並み赤字の窮地に追い込まれたのだった。

私事では、10月から同じ事務所内でスリッパ転勤があり、仕事量はかなり減った。いや正常に戻ったというべきか。9月末までは、夜10時、11時までの残業が珍しくなかったが、今はそれほど遅くなることは無く、土日は休みが取れる身分になった。
11月には中旬にマレーシアとフィリピンに出張した。今後も東南アジアは飼料原料の供給拠点として重要だろう。そうそう、北欧のクロラムフェニコール、中国のメラミン、そして国内の事故米騒動など、飼料や食品の安全性が今年後半大きく揺らいだのも忘れてはいけない。

10月には、ブログ仲間でもあり大学時代からの友人の急死を知らされた。彼の会社のサイトの閉鎖などネット上での後始末を手伝った。
12月には、所属するNPOに一波乱あり、臨時の理事会、総会、そして定款の変更と法人登記変更に時間を取られた。去る方に信頼していただけていなかったことが心残りだ。
今日は、今年最後の善行にと、ネット上でウィキペディアに3,000円の募金をした。
来年のことは、明日から考えることにしよう。
f0057955_23135744.jpgヤングガンガンコミックス くぼた まこと画。
7巻目までをネットで購入した。

神奈川県は川崎市を舞台に、正義の味方「天体戦士サンレッド」と、世界征服を企む悪の組織フロシャイムとの戦いを描く。

フロシャイム川崎支部を率いるヴァンプ将軍、同居するのは一般戦闘員二人と、恐ろしい必殺技を持つ怪人の方々。そして天井に巣食う謎の生物。近所のアパートに暮らす怪人も多い。

レッドさんがヒモとしてお世話になって暮らしている、適齢期の保険外交員「かよ子」さんのマンションは、フロシャイム川崎支部から歩いて5分の近距離である。
レッドさんは、ヴァンプ将軍からの呼び出しを受けては、レッドマスク以外は短パン、Tシャツの軽装でくわえ煙草で歩いて出動し、近所の公園で怪人と対決、毎度ほぼ一撃で倒しては、悪党どもを正座させ説教をたれるのだった。

都会に暮らす若者(男)の今を活写する、ヒーロー漫画の傑作巨編。
雑誌には2004年からの連載。翌年には単行本が出版され、今年10月からはアニメ化、ニコニコ動画でもその雄姿を見ることができる。
この単行本シリーズは、ヴァンプ将軍のお料理コーナーも収録されており、お得だ。
お勧めである。
29日は仕事納めの日。
出張報告と出張清算、新年からの新製品打合せメールなどしながら、5時前には仕事納めで皆で軽く一杯、解散となった。皆さん良いお年を。
飼料工場では、新年早々の値下げ特需の準備でのんびりできない年末年始、ご苦労様です。

年末調整が出た。出たと言っても、給料と同時に口座振込みであるから年末の私の小遣いになるわけではない。金額の多いのに驚くが、これはつまり予想された所得に応じて天引きされていた税金が、実は実際の給与所得に照らせば多過ぎたわけで、要するに今年の手取り収入の低下を物語っているわけである。
まあ、酪農家のお客様が大変な目にあった一年であるから、エサ屋の我々が良いはずはなし。

自宅に帰れば、既にかみさんは札幌に飛んでいるし、息子は学校の研究室の何度目かの忘年会で遅くなるらしい。トマトとチーズに塩パラでオリーブオイルを垂らしてカプレーゼと洒落て、これを肴に、酒を飲みながら、居間のスクリーンを展開してプロジェクタで映画を観る。

最初のは往年のロボット漫画の実写版、どうしようもない駄作。さすが安売りしていただけの事はある。あンまりの出来である。
次の洋画「ステルス」は、これはなかなか面白かった。唯我独尊に陥って暴走する人工知能ステルス機だが、何とか調教して乗り込み、辛くも味方を救出する。自我に目覚めた坊やを失ったかと思いきや、スタッフロールの後で、まだAIが生きている兆候が。続編ありか?
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30日は、昼に息子を連れて蕎麦屋に行き、今年最後の蕎麦をいただく。

先日持っていったシクラメンのお礼にと、出し汁を沢山もらい、これは有難い。
今日の夕飯から、何かに使ってやろう。正月のお雑煮が、さぞ美味しいことだろう、と期待する。

亡くなった友人のサイトデータも、ようやくコピーしてCDに作ってご遺族に送った。これで私のお節介も終わりである。サイトを閉じるお手伝いだけしか出来なかったが、大黒柱を失って取り残されたご家族にも、いろいろとあるようだ。ここいらは、あまり他人が如何こう口出しするものではないが、人間関係とは難しいものなり。

近所の魚屋で、生まぐろの解体ショーには間に合わず、しかしトレイに乗った刺身を買って帰り、今日の夕飯のおかずとしよう。
昨日に引き続いて、今日も 寒い 関東平野である。
ここのところ、我が国の輸出産業界が、円高で皆ンなで揃って大減速、大失速。
言わずもがな、金融破綻の米国も、それに乗っかった、いや金融工学ではむしろ先行モデルを示した英国そしてEU諸国も、大変なことになっている。最早いくら性能の良い日本製品でも値上がりで買っては貰えまい。そもそも不景気でもう新製品を買う余裕などあるまい、と思う。
お陰で、日本国内にも 不況の寒風が吹き抜けて、これは今後ますます強まりそうだ。
新聞やテレビ(ほとんど見ないが)は、職と住処を失った派遣社員や、資金繰りに追われる零細企業の経営者や、内定取り消しの学生達を、一絡げに社会的弱者と決め付けての大騒ぎだ。

ついでに言えば、原油価格の急落と共に一時の勢いも露と消えたロシアも、意外に底が浅かった韓国も、世界の工場を自負する中国も、台湾も世界中で寒風が吹き荒れている。

しかし、我が国は円高なのだ。周りの通貨がコケて、円だけは信頼性を維持している。
私の所属する会社もそうだが、輸入業界は今後の原料安が確約されている。
今はまだ割高原料の在庫を背負ってヒイヒイ言っているものの、これからは原料安にオイル(流通費)安で、従って 物価は間違いなく下がるのだ。
この二年の穀物高騰を生産物価格に転嫁するのが遅れた畜産物、特に牛乳と乳製品には正直しばらくの猶予期間をいただきたいのだが、間違いなくこれから物価は下がる。日本には、円高の恩恵がやってくる。日本は、家計支出が縮小して、今でも先進諸外国に比べれば物価安だそうだが、更に物価が下がって、もっと暮らしやすい国になるはずである。給料も下がるかな?

さて、ここまでグローバルに産業が停滞すれば、原油の需要量もまた急速に縮小している。
ここ10年くらいは、世界中で燃やす石油の量も、かなり減ることだろう。
今や、「人類が燃やす石油によるCO2が地球温暖化の原因」だと決め付けられてしまった感があるが、実は異論を唱える専門家は存在する。主に太陽の活動周期により地球は温暖化したのであり、「温暖化した結果として」海洋から放出された二酸化炭素が増えたのだ、と言う。

この世界恐慌は、石油の消費が落ちて二酸化炭素の排出量が減れば、本当に温暖化にブレーキがかかるのか、「CO2地球温暖化説を検証する好機」であるかもしれない。

しかも、温暖化は決して悪影響ばかりではない。
平安時代末期の平泉を、奥州藤原氏の繁栄を支えたのは、今より温暖な東北地方の気候であったのは確かな事実である。
金融恐慌を契機に、温暖化の原因と、温暖化した日本の行く末を考え直してみよう。
寒い冬の日に、そんなことを考えた。
ここ数日は、とても暖かい日が続いていたのだが、今日はとても寒い。そして風もある。
朝、自宅の窓から見える富士山は、中腹まですっかり雪化粧。

一週間前の敵討ちとばかりに、今日こそ甲府に行って来た。
中央線の四ツ谷の手前で、線路に人が歩いているとかでしばらく待たされ、しかし何とか新宿発の「特急かいじ」には間に合った。
着いた甲府もとても寒い。朝とは反対の、西側から見る富士山も、雪に真っ白く覆われていた。

エコフィードの打合せだったのだが、発生元の先方は、飼料価格の急降下を受けて今後のエコフィード需要を心配しておられたようだ。
確かに使い方の面倒なエコフィードよりは、電話一本でエサ屋から届く配合飼料が安く買える時代に戻るとなれば、お客様のニーズは弱まるだろう。
たが、当方はエコフィードを原料として使い勝手の良い発酵TMRを製造してお客様に提供しているのだし、エコフィードの価格は下がらなくとも、その他の粗飼料原料が大幅に値を下げているのだから、製品価格も下がるわけで、お客様には納得していただけるだろう。
当社の需要は安定しています。末永いお付き合いをお願いしたいですね、と申し上げた。
f0057955_11455264.jpg時間封鎖(上・下巻) 原題はSPIN
R・C・ウイルスン著、茂木 健 訳、創元SF文庫。

見上げる空から、突如として星がかき消された瞬間を目撃した主人公達。その後、何者かによって地球が謎の膜に覆われ、外界から遮断されたことが判明する。
たまたま地球の周回軌道にあったソユーズ宇宙船が、一週間を過ごして漆黒の球体と化した地球に再突入を試みれば、彼等が落ちてきたのは地球では事件当夜であった。
膜の外では、時間が一億倍の速さで流れていたのだ。

このままでは時間の極端に停滞した地球は、ほどなく太陽の膨張に飲み込まれることになる。人類は、その対処策を火星のテラフォーミングに求め、主人公とその友人はその計画の中心で活躍することになるのだが、、、
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突拍子もない設定で始まる物語は確かにSFと思いきや、実は登場人物たちの心の変遷をしっとりと描いて、なかなか文学的な匂いのする作品で、最後は、かの幼年期の終わりと同様に宇宙生態系を司る意思の存在と、人類の次なる進化を予感させる締め括りだ。

これは当然のことながら、主人公達には次なるステージが待っているのだろう。スピン膜などは、その壮大な物語の端緒に過ぎなかったわけだ。
また、読まねばならない物語が増えてしまった。
f0057955_10535827.jpg図子慧 著、ハヤカワ文庫。

深刻な悩みはあるが人畜無害、下町に住む大学生を狂言回しに、京成金町線に現れては気まぐれに占いを立てる謎の老人、通称ヨンバンセンを巡る人情ミステリー。
この占い爺さんを追い、その易を解釈することに執念を燃やす、4人のこれも易の専門家達。

易にはまったく素人の大学生(と読者)は、物語が進むうちにおぼろげながらその世界の構造を理解してゆく、のかもしれない。

個性的な登場人物たちと、ほのぼのと軽妙なストーリー。なかなか楽しめました。
挿絵も、いい味を出している。
まず買うことのないジャンルだったが、なぜネット購入したのかは覚えていない。
この世界で、もう少し読みたいなと思ったら、続編も出ているようで、これは買うが吉である。
熱は無いのだが、喉と鼻の奥がヘラヘラしている。今日起きてみれば、昨夜よりは症状が悪化しているようだ。無理して会社に出ても、この時期に同僚に風邪をうつしたりすれば気の毒であるから、今日はお休みとした。

f0057955_21325742.jpg懸案の血圧の薬をもらいに、今日こそ病院へ行き、ついでに風邪薬とうがい薬を処方してもらったのは上出来だったが、今日は、今度は、近所の処方箋薬局が2軒とも定休日である。
ついていない日はこんなものだ。

まあ、いい。
血圧の薬はあと三日分あるし、風邪薬は今日のところは売薬の残りを服用しておこう。

それでも昼には、NPOの定款変更登記のためにノコノコと家を出る。
法務局に行き、県庁に行き、市民活動センターに寄って自宅に戻れば、法務局のご担当から書類に不備とのご連絡をいただいた。

なるほど、会の代表者による改印届けが未提出であれば、そもそも登記申請が成り立たないわけだ。新会長の実印と印鑑証明が必要なので、今日のところは提出を諦める。
提出様式もいただいてきたので、準備でき次第に届けてこよう。何とか年内には一連の作業を終わらせることができそうである。

午後からは、横になってSF本を読みふけり、体力回復策とする。
明日には復調するのだぞと、自分に言い聞かせながら。
朝から東京、そして新宿、特急で甲府まで行ってエコフィードの打合せのはずだった。
東京駅に着いたところで甲府で待ち合わせる方から電話、彼の車が道路上で動かなくなり、今JAFを呼んでいるところだ、との事。JAFさんも、年末なので忙しいらしい。交差点で停まったらエンジンも止まってしまい、はた迷惑をかけていると焦っていた。

どうやら、これは間に合わぬ。では後日の訪問にしましょうと、私も向かうのを中止した。
東京駅の改札で訳を話して、改札を通らせてもらって、みどりの窓口で払い戻し。
当日券の払い戻しなので少々割高で、しかも返りは東京駅からスイカで帰る羽目になった。
さあ、この旅費清算は少々面倒だぞ。いっそ行かなかったことにして、自腹を切るか。しかし、払い戻し手数料と東京からの戻り賃で2,000円以上はかかっているはずだから、少し痛いな。
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東京駅のおにぎり屋さんで昼飯を買って、戻ってきただけで昼になってしまった。よし、昼からは会社を休みにして病院に血圧の薬をもらいに行こうと歩いてみれば、木曜日はお休みだった。
ついていない日は、こんなものだ。

まあいいや。鼻風邪気味だし、やっぱり会社は休みにして、自宅でNPOの書類作り。
仲間に議事録の署名捺印をもらいに行って、NPOの買い物もして、残務整理に充てるとしよう。
甲府への再訪は26日と決まった。年の瀬で電車が混まねばよいがな。
朝飯代わりのハッピーバースディ・ケーキは、レモン味。紅茶と共にいただいて行ってきます。
京葉線をいつもとは逆方向の都心に向かい、農水省で新規原料の取り扱い方法について教えてもらって、昼には千葉に戻った。

ちょうど昼飯時で、いつもの蕎麦屋で今日は「おろし蕎麦」。辛味大根を全部投入すると辛すぎるので、恐る恐る大根おろしを蕎麦猪口に入れながら、蕎麦を手繰る。この店の年末日程を仕入れたので、よし、年越し蕎麦はこことするか。
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午後からは事務所で、ひたすら昨日の会議の議事録作り。ダイジェスト版も作って社内メール回覧して、よし6時に退社。

f0057955_21592956.jpg今日は家族が私の誕生日を祝ってくれると言うので、近所の和食の店に集合して、飲んで食べる。

注文した料理は、皆旨かった。
写真の豆腐のバジルソース、バンバンジーサラダ、じゃが芋のカルボナーラ、下仁田葱のクリームパスタ、ポルチーニ茸のフォンドボーなどなど沢山食べて、最後はチョコレートケーキのアイスクリーム添えで〆る。
こうしてみると和食の店には聞こえないな。
まあ、旨い店なのだ。お勧めであります。 ⇒Japanese dining 和no花