昨夜からカミサンが札幌に向かった。転院した義父の様子を見に行ったのだ。
今日は会社を休みにして、社で受診できなかった健康診断に近所のクリニックまで歩いてゆく。
団地に隣接する小さな診療所なので、採血と心電図だけが看護婦さんで、そのほかは触診もレントゲンも超音波も、全て先生が担当してくださる。
先生は大忙しだったが、それでも結果を丁寧に説明していただけたのは有難かった。

自宅に戻れば昼前、同僚と約束していた農水省訪問に間に合ってしまった。
2時にアポをとり、エコフィードの新規事業の説明を聞いた。前年度に比較して増加したエコフィードの使用量TDNトン当たり、〇〇円の支給金を用意する事業である。まだ金額は未定だが、うまく制度を利用して生産者に還元できるようになれば、と思う。

28日は初めての就職面接を受けてきた息子とイタメシ屋で食事。
26~27日は、ISOセミナーで会議室に缶詰の状態。辛くも内部監査員として合格することができた。久々の筆記試験なり。
過去30年の統計で最低の在庫水準となった世界の大麦在庫。
ちなみに、この2月の米農務省需給発表によれば、2007/08年産の世界の大麦生産量は、132,827千トン(前年比97%)、期末在庫15,337千トン、在庫率11.1%と予想されている。

こうした状況の下で、ウクライナ・ロシア・中国は主要穀物への輸出関税を賦課、また米国も端境期に入り輸出余力が殆どない状況となっており、我が国を含めアジア向けの輸出余力がある国は、カナダ・豪州に限られるため、引き続き厳しい需給環境が続いている。

大麦の国際市況は、こうした世界需給を反映し昨年8月から高騰している。
年明け以降も依然高値が続いており、本年2月13日に実施された平成20年度第1回飼料用大麦の特別売買契約(SBS)の入札では、平均売渡価格が52,993円/トンと、前回よりトンあたり200円ほど値下がりしたものの、依然トン当たり53,000円前後の高騰を維持している。

今後、世界最大の大麦輸入国であるサウジアラビア(年間輸入量約6百万トン)の追加買付などが予想され、場合によっては更なる高騰も懸念される。
この市況は、EU・ウクライナ・米国の新穀が見え始める6~7月くらいまでは堅調に推移するものと予想される。

大麦は、肉牛用の飼料原料としては必須の存在だった。
しかし、全体的な飼料高の中ではあるが、大麦がここまで突出して値上がりしては、もはやどうしようもないだろう。とても飼料として使える価格ではない。
飼料用穀物は、今や高値安定の「とうもろこし」しか無くなってしまった感がある。

私が飼料会社に入社したころは、穀物は「とうもろこし」(しかもUS、タイ、アルゼンチン、その後はチャイナ・メイズ)「マイロ」「大麦」「小麦」「えん麦」「ライ麦」「キャッサバ」「大豆」「ルーピン」そして「古古米」などなど、いろいろ選べて飼料設計できたものだ。

このUSメイズ一辺倒の危険さ、バイオエタノール需要で非常に高騰且つ不安定ながら、代替原料が無い危うさ。一体、我が国の配合飼料は、どうなってしまうのだろう。
先週から少しずつ準備を進めていた。今日の朝からは、大車輪で名刺の印刷やら、リーフレットの折り畳みやら。で11時には、家を出た。
今日は午後からNPOで「ごみ勉強会」を開催するのだ。

通り道のホームセンターで、お土産の堆肥や野菜種子を入れるレジ袋と、お茶と、ペーパーカップを購入、ついでに昼飯代わりの鯛焼きを買って運転しながらパクつきながら会場へ。

会場には息子が手伝いに来てくれていて、机やプロジェクターのセッティング。12時半を過ぎた頃には何とか会場設営を終えて、ちらほら参加者も集まりはじめた。
申込者の中では、お二人がやむを得ない事情で欠席だったが、数名が新たに加わり、そこそこ会場の席は一杯になった。講師の方々への手前、参加者が少ないことだけが心配だったが、何とか格好がついたと言うものだ。

講義はなかなかリアルで面白い。
ボランタリーで飯田市の環境行政に関わっている講師の話、市民がごみの選別作業に参加してデータを得る。ごみの再資源化率が50%以上という。学校には生ごみ処理機が常設され、その管理は小学生が担当している。既にこれが環境教育である。
古き良き骨太の精神文化を継承している信州ならではと言えるのだろう。民度の高さが、地域に根ざした環境行政と連動した成果である。

しかして千葉はどうか。田舎のくせに使い捨て文化だけは都会で、巨大な自治体の形が災いするのか合意形成が難しい。行政担当がコロコロ代わり、また不勉強なので相手にならない。
企業人の人的資源が、そのまま地域と共有できている、との講師の話は耳が痛い。
千葉に住み東京に通う人は多い、いやいや我が社とて千葉市内にはあるが千葉市民でない社員が多く、サラリーマンジプシーの特権なりと地域コミュニティに参加しないオヤジの如何に多いことか。

講師曰く、ごみ処理の方法論は複数あってよい。千葉市も区単位の取り組みがあってよい。
区毎の特性の違いに応じて、ごみ収集の手段を変える発想でよい、とは目からウロコがパラパラと落ちた。
市は区長に権限を委譲し、区は地域のNPOと連携して市民との関わりの中でごみに対処する。区の担当者が自らの経験を持ち寄って、集い、市全体のごみ行政を議論する。そんな図式の実現を目指すにはどうしたらよいのか。

講師を招いた勉強会の企画だったが、議論の時間が足りなかった反省がある。
参加者の中には、そのまま講師として語れるレベルの方々も大勢おられたようだ。
パネルディスカッション形式も面白かっただろうが、まだ我がNPOの力量不足である。
今後の課題となるだろう。
朝から都心へ、久々の通勤ラッシュの中を、東京から田町。
駅に着いたとたんに、取引先から協議の電話が届く。会議中にも携帯電話で社内外から仕事が追いかけてくる。NPOに関しても、予想外の連絡が届く。
会議はそれなりの結論が出て4時過ぎに終わる。帰路、線路際の公園を見つけて、溜まった電話連絡をかけまくった。
通りかかったビルのほとりに、石碑を発見。おお、ここが、かの会見の舞台なのか。
落語で有名な芝浜も、この辺りなりと。
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明日の全社レベルの製造管理の会議に向けて、ひたすら資料をまとめ上げる。
エクセルとの格闘。6時には何とか形にすることができた。

その後は、食品副産物を思いっきり活用した発酵TMRの設計。
発生単位の細かい食品副産物原料を、巧く組み合わせて、これまでにない低コストでそこそこ使い易いベース飼料を設計することができた。
試作して、我が社の試験牛に給与するわけだが、早く世に問いたいものである。

残念ながら、当方のTMRセンター周辺のお客様にしか、メリットを享受してもらえない。
遠くまで運べば、ただ運賃ばかり高くつく。水分が多くて、嵩張るウエット飼料の宿命ではある。

昨日の18日は、昼から商社と打合せ。
オーストラリアで取組みが進んでいるホールクロップのシュガーケーンのミーティング。
なかなか面白そうな素材である。

終われば電車に飛び乗って、府中の大学で情報交換。
サイレージ飼料原料による生産性への影響を、分担して試験を進めていた。
先生や卒論にテーマとした学生さんと、近所でお食事。8時には切り上げたのだが、千葉まで戻れば夜11時手前であった。
移動に疲れた日であった。
今日17日は、朝から寒い日曜日。車で出勤したが、駐車場から会社の建物に入るだけの僅かな時間でも、コートを羽織らねば寒さが身にしみた。お馴染みの残務整理と、明日から来る派遣社員の受入れ準備、溜りに溜まったEメールの整理と対処と返答で、夜の7時過ぎまで仕事して帰宅。このところ飲み過ぎなので、今日は休肝日とした。

16日は、やはり朝から仕事。昼に蕎麦屋まで歩いていって、しかし思いついてカレー南うどんを食した。戻って仕事の続き。おっと気がつけば6時15分前。急いで会社を出て、何とか6時のNPO臨時理事会に1分遅れで参加した。会長の退院祝いで、いつもの居酒屋で一献。隣のオバ様ご一行が、最初から最後まで騒がしかったのには閉口した。

15日は、朝イチで鹿島に向かい打合せ、戻って都内に向かい人形町でメトロを降りて、堀留町の事務所。昼イチで、今度は支払いの滞った相手先と債務弁済の折衝。相手にも理由があるし、しかして当方も支払ってもらわねば困るのだ。終わって歩けば、他社製品のクレームが携帯電話で追いかけてきてドタバタした。
暗い気持ちで帰宅。
夕飯までの短時間、気分が滅入ったものか寒気を感じて布団の中にいた。
f0057955_221311100.jpg藤崎慎吾 著、ハヤカワ文庫JA
最新作といっても2005年発表の、長編「ハイドゥナン」の完成度に味をしめて、この作者のデビュー長編を取り寄せてみた。f0057955_22133932.jpg

1999年の作品だそうだ。
この作品の存在を、今まで知らずにいたのが惜しまれる。
適度の科学趣味が心地よい、素晴らしい出来栄えのハードSF長編である。

最初はバイオだが、そのうちデジタルでサイバーな展開を見せる。人を愛するAI、肉体を嫌悪しサイバー住人にあこがれるネットジャンキー、サイバー空間に自らの人格を移植しながらも、クローンをウエットウエアとして操り不死を目論む男、そしてサイバー空間に増殖する悪鬼、しかし物語りは豊穣で、所謂サイバーパンク物ではない。

仕掛けは巧妙で、謎解きのタイミングも読者を楽しませる。
異星人の存在はゲイトウェイ・シリーズのヒーチーを、ラストの雨はデューンを想起しながら、昨夜の釧路のビジネスホテルの布団の中で、一気に読み終えた。早く寝るつもりだったのだが、気がつけば12時を過ぎてしまっていた。

12日は、昼からの打合せもそこそこに会社を出る。からくも飛行機に間に合い、千歳で宿泊。
13日は、苫小牧の打ち合わせを終えて、夜10時に特急で釧路に到着。
今日は夕方5時台の飛行機で戻ってきた。
たいそうシバレる北海道であった。
f0057955_2031773.jpg掠奪都市の黄金 創元SF文庫 フィリップ・リーヴ 安野玲 訳。
移動都市シリーズの二作目。相変わらずカラフルでテンポ良く面白い。移動都市アンカレジに不時着して、災難にあった主人公だが、北アメリカ大陸に渡ったところで、きっと次の冒険が待っている。
前作は第38回星雲賞受賞作。
続編ながら決して勢いを失っていない。
しっかりと世界観が構築されていて、その中に読者を招いてくれる。
今後も楽しみなシリーズだ。f0057955_2031263.jpg

グリーン・レクイエム
続編たる緑幻想とのカップリング本。
創元SF文庫 新井素子。前者は第12回星雲賞受賞作だ。
瑞々しい語り口の佳作である。
大きなテーマが、少々消化不良の感があるが、なかなか読ませる。
所詮は結ばれぬ二人が切ない。
ガイアに昇華した彼女の愛。

このところ、忙しすぎて本が読めていない。いかんいかん。

7日は、昼前に受託先の来客。午後からは年末の懸案事項でまた来客。
8日は、力いっぱい仕事して、夜はつい仲間の声に誘われて同僚と飲み会&二次会。
9日は、寝坊して自宅で身辺整理、夜は家族で豪華な会席料理に出かけ、帰りには見ていなかったハリーポッター5作目DVDを買って帰ってホームシアターする。
10~11日は、会社に出て残務処理。終日、多元データベースと表計算を駆使して資料作り。
まだまだ私の事務能力も若い者には負けませぬ。
今日の午後から、千葉市内で開催されたセミナーに参加してきた。
全国を9地区に分けて、関東では10都府県で実施されたきたセミナーで、千葉が最後である。
比較的狭い部屋で、120名の満席参加であったとか。
バイオマスとは言っても、今回はバイオエタノールに絞った内容で、基調講演の後に事例発表が二題の構成だった。(以下、あくまでも私の捉え方です、悪しからず)

東大大学院の五十嵐教授の基調講演。最先端の学識と諸外国での知見、自らも長野県信濃町で地域完結型のバイオエタノール生産を手がける氏の話は、メリハリ良く現実的でとても面白かった。
バイオマス利用においては、エネルギー生産を化石資源からバイオマス等の持続型再生型資源にシフトすべき事が主題であって、有機性廃棄物(資源)は(処理の過程でエネルギーが回収できるのならそうしても)所詮は廃棄物処理として捉えるべきである。これらを混同してはいけない。
バイオマス利用には、農業(農村)振興を目的として強く意識すべきである。
我が国では、今まだ世界に存在していないソフトバイオマス糖化技術と、イネのトータル利用システムが今後キーテクとして重要である。
バイオマス糖化については、個々の研究者が各地で頑張るのでなく、戦略的に研究拠点を立ち上げ、日本・アジア発のオリジナル技術としての開発が必要である。
ひとつひとつのバイオマス利用技術だけでなく、物質の流れ全体を制御するシステムの導入が必要である。等々示唆に満ちた講演だった。

三菱商事の谷氏による、同社バイオエタノールの事業展開。流石は商社の立場から、世界の中の日本、日本の中で同社が成すべき事を、効果的で簡潔な資料で説明した。
国内にあっては、まず疲弊した農業の振興策として、次に京都議定書実現等の環境対策としてバイオ燃料の製造技術・製造ノウハウの確立を図り、もって将来的にはアジア圏(バイオマス資源が豊富)でのバイオ燃料製造事業につなげたい、との事だった。

最後に、株式会社りゅうせきの奥島氏による、宮古島での廃糖蜜エタノール事業の紹介。
実規模実証による、耐塩・凝集性酵母による連続発酵、ゼオライト膜による低コストで高効率のエタノール脱水技術などが面白く、とにかく実験ではなく事業としてペイさせねばならぬとの気迫が感じられる講演だった。
現状のガソリンの品質確保法の成立背景、E3燃料の現状、FFV(フレキシブル・フューエル・ビークル)の説明がなど勉強になった。
現在の我が国は、各省がバラバラに施策を推進しているが、エネルギー戦略と言うのなら目的を明確にした法制化が必要である」との意見は納得できた。

質問の時間となり、あまり触れられなかった「飼料化」について手を挙げようかなとも考えたが、五十嵐教授の「この国では現実的な規模でバイオエタノールを作ったことがない。ある程度の規模で実証してみて、ようやく何が問題かが判る。一刻も早く取り掛かることだ。」との発言があり、誠にごもっともで、皆の発言も封じられてしまった格好だった。
f0057955_22345030.jpg今日の朝も、道路は日陰が凍っていた。こんな路面状況に慣れない(内地の)人は大変だろう、と思う。
会社に行く歩道は、まだ昨日のまま。50トンくらいのラフタークレーンだったので、いざ滑ったら巨大な慣性質量だから、これくらい曲げてしまうのは容易いのだ。

しかし、何故こんな事故処理に、丸一日も時間がかかっているのだろう。車の通行量が多いので、作業がしにくいのかもしれないが、歩道を歩けない人達は困ってしまう。どうにかして欲しいものだ。

やはり退社は20時を過ぎたが、今日は比較的のんびりと、しっかりと仕事ができた。
実に久し振りに、昼飯に昼休みの一時間をゆっくり使って、蕎麦屋まで歩いていった。
昼に旨い蕎麦を手繰ることで、これがアクセントになって一日が充実した気がする。
しがないサラリーマンの、ささやかな喜びなのである。