暖冬のまま春になるかと思いきや、いったんグッと寒さが戻り、少し勿体振ってから春が来た。
通勤のコートは、そろそろ要らないかと悩む時期。団地の桜並木は、もはや満開だ。
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市議選と県議選がある千葉では、昨日から選挙期間もスタートしたらしい。窓の外を各候補の宣伝カーが行き過ぎる。
NPO活動のお陰で何人かの市議や経験者と関わったが、実は驚くほど知的レベルが低い、常識がない、仕事が出来ない方が多く、愕然とした。こんな人たちが議員をやっているのか?
中堅企業の会社員のほうが、よほど仕事ができよう。長年、努力もし、訓練されているからだ。
地盤が頼りのお爺さん議員の方々には、この際、悪いが引退していただきたいものだ。
やる気のある女性候補者や、何より若い候補者をこそ応援したい。
f0057955_10593855.jpg徳間書店 北國浩二著 第5回日本SF新人賞佳作入選作だ。
大変な傑作だと思うが、これが何故「佳作」止まりかと言えば、SFの匂いが薄いからだろう。
確かな筆力、ストーリー展開も巧いし、脇役もしっかり固められ、主人公も立っている。

舞台は近未来、胎児に感染して深刻な脳障害をもたらすウイルスが蔓延する米国では、胎児のDNAスクリーニングが既に義務化され、また体外受精の義務化法案も可決されようとしていた。
そんな中、遺伝子関連の専門家である庶民派弁護士ルドルフ・カイヨワのもとに、ヒト卵子の無断採取事件が持ち込まれる。
別事件の女性依頼人や親友の私立探偵と共に調査を進めるうちに、ことは国家的な陰謀に突き当たり、また忌まわしい自らの過去、憎むべき天才的な生命工学科学者である父との出会いを余儀なくされることになる。

アクションあり、ロマンスあり、大仕掛けな謎ありで、これはハリウッドで映画化したら受けるだろうな、と思う。米国を舞台に書かれているし登場人物の設定も皆アメリカ人だが、彼等の行動や思考回路は結構日本人的?で、この点安心して?読めた。なにより生真面目な紳士で、自分に厳しく他人に優しく、実はマッチョも可の主人公が、魅力的だ。

前回読んだ「夏の魔法」でこの作者が気になって、紀伊国屋ブックウェブで購入した。
これは探して読んでみて大正解である。こんなことができるのも、ネット書店のお陰だな。
3/20霞ヶ関で開催されたフォーラムWorld Biofuel Policy Forum in Tokyoに出席した。
農林水産省環境政策課と農林水産政策研究所の主催であった。

報告者とパネル出席は、
ブラジル大使館一等書記官、米国農務省経済研究局上級エコノミスト、欧州エタノール生産組合理事長、フランス農業省バイオマス・バイオ燃料課長。
そしてこの分野での最「後進国」と言える我が国からは、農水省環境政策課、農林水産政策研究所主任研究官、パネルの司会は日大生物資源科学部教授と言った顔ぶれだった。

英語・仏語の同時通訳を付けて10時から17時を過ぎるまでのボリュームで、大変充実したフォーラムだった。詳細はとても書ききれないが、以下に概要を記す。
これは「私はこう聞きました」と言うもので、事実と異なる表現があればお詫びします。

当日の結論として、今後の日本の方向(農水省の思惑)が示された。
むりやりまとめれば、
・日本での第一世代バイオエタノール原料としては、米、ムギ、甜菜であり、特に多様的価値のある米に期待。
・将来的には第二世代のリグノセルロース原料こそ、日本が積極的に技術開発を進めるべき。
・エタノールの燃料への利用は、ガソリンへの直接混合方式で良く、ETBE技術はもはや価値がない。といったところか。

○ブラジル
シュガーケーン由来バイオエタノール分野で、国内のガソリン代替で30年の歴史と、EU・米国への輸出など、圧倒的な実績を持つ先進国ブラジルが、いかにも自信たっぷりに述べていたのが印象的だった。
所謂「第一世代:糖質や澱粉由来」のバイオエタノールについて、今後も自国での拡大を進めつつ、且つカリブ諸国やアフリカ諸国にも技術供与しており、その狙いは「バイオエタノールの国際市場を形成し、その中心的役割を担う」ことにある。
BDF(バイオディーゼル燃料)では遅れていると言いながら、大豆由来や、新規の油糧作物(既に有望な作物を見出しているらしい)にも熱心に取り組んでいる。
第一次石油危機を契機に取り組まれたバイオエタノール事業は、ブラジルの農業国としての伝統「困ったときは農業で活路を見出す」によるものとか。
大規模な耕地面積を持ち、農業国としての基盤があり、輸出立国で、これを推進する強い政府が、成功の条件であるとのこと。
熱帯雨林やアマゾン流域の無分別な開発によるものとの非難があるが、これらは土壌条件や輸送インフラに劣り「さとうきび」栽培には不向きであり、実際には適地の耕地を開発して生産されている。環境破壊ではないことを力説していた。

○米国
政策転換でとうもろこし由来エタノール増産に拍車をかけ、世界一の生産量に躍り出た米国は、しかしバイオエタノールの最大輸入国でもある。
古くはT型フォードをエタノールで動かした伝統も、禁酒法とその後の石油依存で失われた。
73年のオイルショック、90年の改正大気浄化法、06年のブッシュ大統領の一般教書演説で明確な方向性が打ち出され、インセンティブも充実されて一気に加速した。
背景には中東情勢を睨んで石油依存度の軽減と、エネルギー安全保障の考えがある。
06年のエタノール生産能力は全国で56億ガロン、建設中の工場の生産能力を含めると62億ガロン、原油価格を50ドルと見たときに2017年には120億ガロンの生産予測を持っている。
昨年からエタノール生産がとうもろこし相場に影響するようになったが、今後は牧草、とうもろこし穂軸などリグノセルロースへの取り組みを進めてゆく。
これらは2010年には実用化できると考えている。
さとうきび、シュガービートは、米国では経済性が無いと判断している。
穀物を原料とする第一世代バイオエタノールは食糧と拮抗するとの批判があるが、副産物のDDGSは飼料原料として無駄なく消費され、むしろ利用効率、経済性共に優れている。
米国ではエタノール混合ガソリン(直接混合)方式を推進しており、ETBE(エチルターシャリーブチルエーテル)方式は、先に導入されたMTBE(メチル以下同)による環境汚染問題がトラウマになっており否定的である由。

○EU
バイオディーゼル(BDF)では先行しており、バイオエタノールは後発ながらも取組みを加速するEU。
カーボンニュートラルによる温暖化防止や石油価格の低下など、代替燃料としての価値のみならず、農業生産の新たなアウトレットを提供し、且つ新しい雇用を創出する効果があるという。
また米国DDGSへの飼料依存度を下げられる期待がある。
資源作物は、小麦などの穀類とシュガービートである。
2020年までにEU加盟国には10%のバイオ燃料使用義務が課せられたが、これは決して楽な目標ではない。
バイオエタノールの国際的な市場形成が重要であるが、持続的農業によってもたらされたものであること、環境破壊を伴わないなど、不適当な生産体制を監視する認証制度が必要である。
第二世代はあくまでも第一世代を補完するものだが、第二世代技術の開発が急がれる。
食糧との競合を避け、また作物を多様化させる必要がある。

○フランス
基本的には上記のEUと同様。
ディーゼル車が多いフランスは、今後ともBDFが主体となる。
バイオ燃料は車にとって唯一の再生可能エネルギーである。
バイオ燃料の是非を問う時期は過ぎた、どうやって使ってゆくのかを国際的に協調してゆく時期に入っている。
2006年には、国内の全ての燃料に3%のバイオ燃料を混合した。
今後はB30(バイオディーゼル30%混合)と高濃度エタノール混合「スーパーエタノール(フレックス)車」を推進しつつ、E10(エタノール10%混合)とB10についても検討を進める。
スーパーエタノール車向けフレックス燃料開発については、著名なアラン・プロストを指名擁立して推進しており、自動車メーカーの協力も得て2010年には結果を出せる。
エタノールについては第二世代の開発を急いでおり、2020年にはバイオ燃料の1/3を担わせたい。
EUはこれまでETBEを進めてきたが、今後はエタノール利用は直接混合方式と自動車の改良で望むべきである。施設が必要なETBEは途上国では利用できず、ETBEには未来はない。
何かを成すには必ず問題が生ずるもので、否定的だったEUの自動車メーカーも今ではE10が可能と言っている。古い自動車で対応できなければE10不可を表示すれば済むことだ。

○日本
最後進国たる日本では、税制上のインセンティブはない、エタノール生産量も試験規模に甘んじており、混合義務化がようやく見えてきたものの「まだE3で実証試験が必要」などと言っている状況だ。
この1月に総理の施政方針演説で「バイオ燃料の利用率を高めるための工程表の策定」を言明、バイオマス・ニッポン総合戦略として総理に「大幅な生産拡大に向けた工程表」を報告、ようやく動き始めた。
日本でバイオマスに取り組む意義は国産であること。
国内原料を最大限に利用し、民会企業による施設稼動を後押ししてゆく。
第一世代向け作物としては、重量当たりのエタノール製造量が一番大きい米とムギ、耕地面積当たり製造量の高い甜菜が有望である。
わが国には持続的農業として世界に誇る水田システムがあり、その環境保全等の多機能性にも期待して多収米を検討したい。
第一世代の開発は、これを第二世代につなげる意味からも重要である。
第二世代向け原料としては木質系の有効利用である。
第二世代こそ発酵技術をお家芸とする我が国が、食糧と競合しないリグノセルロース由来エタノールの技術開発に注力すべきで、木質系原料については「集める技術」の検討が重要である。
国際的な現状を踏まえて、エタノールの利用はETBE(EUで実績があり、石油連盟が強く推奨している)ではなく、ブラジルや米国で実証されている直接混合方式を推進すべきである。

※ETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)
エタノールを加工してETBEを作り、これをガソリンに混和して使用する。
ガソリンにエタノールを混ぜる(直接混合)と、いろいろな問題が起こりうるとして、ETBE方式が推進されてきた経緯があるが、要するに「バイオエタノールを如何にして使うか、との見地に立てば些細な問題」ということか。国内では業界の既得権も絡んで?議論が続いているが、農水省としてはバイオエタノール推進の立場から「米国方式(直接混合)で良いではないか」と言いたいところ。事実、当日のEUやフランスの担当官は、「これまではETBEしかなかったので使っていたまで」「施設の必要なETBEは途上国では使えない」「ETBEには未来がない」と言い切っていた。
25日の朝、中部セントレアから千歳へ。札幌の妻の実家に着いたのは、ちょうど昼だった。
午後には頼んであったヤマト便も届いて、この二日間で引越しも終了した。
年度末は、飛行機が混んでいる。今日、ようやく取れた昼の便で羽田に戻った。
明日からまた忙しい日々が始まる。次男のいなくなった家は、少し広くなったような気がする。
中部空港に隣接するホテルのモニュメントを撮影、如何みても「河馬と雲丹」であるね。
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家族旅行の二日目。
千葉で高校生活を送った息子達は、修学旅行は沖縄や九州。
昔は修学旅行の定番だった奈良や京都には行っていない。奈良の大仏様を見たことがないというので、では拝んでおきましょうと難波から近鉄で奈良に移動。
私は東大寺は三度目だったか、圧倒的な存在感の大仏様も、廣目天・多聞天の迫力も相変わらず素晴らしく、しばし見とれた。
その後、小雨が降り始めた昼過ぎまで、春日大社にも詣でて、広大な公園を眺めながら参道を降りてきた。行きと帰りに随分「鹿煎餅」を買っては、鹿を養ってきた。
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f0057955_1726566.jpg大和八木まで下って、難波から来た近鉄特急デラックス車両に乗り換えて名古屋まで。
名古屋では、下の息子の大好物「手羽先」といえば「世界の山ちゃん」に寄らずばなるまい。
上の息子は食わない手羽先を、彼には別メニューにして残る三人で七人前食べた。これはその残骸。

さあ明日の札幌行きの便は早い。
今日のうちに中部セントレア空港まで移動して、隣接するホテルに入っておく。
札幌の大学に入学することになった次男。月末には引越しだが、そういえば家族で旅行する機会がもう無くなるのかも知れない、と気がついた。
そこで、大阪経由で札幌に行くことに決めて、今日は休みを取った。
調べてみれば、何と我が家揃って大ファンの雀三郎さんの独演会があるのだった。
区役所で移転届けをして、昼過ぎの新幹線に乗り込んだ。息子二人と、大阪は寺田町のホテルに入り、荷物を置いて、中ノ島のリサイタルホールへ。たまたま神奈川に仕事のあったカミさんは、少し遅れた新幹線で新横浜から駆けつけて合流した。

6時半からのスタートで、雀喜さんと出丸さんを挟んで雀さんの演題は「神だのみ初恋編」「不動坊」「天王寺詣り」の三題。大いに笑って堪能したら、そのまま天王寺から串カツやぐらさんに向かい、家族揃ってお食事をした。
やぐらのにーちゃんさんと奥さんと、楽しく語らい、美味しい串カツとビール、入学祝いまでいただいて(恐縮)ホテルに戻ったのは11時くらいだったろうか。
慌しくも、充実した一日だった。
暖冬と思いきや、先週からぐっと冷え込み、日曜日には千葉でも雪がちらついたと言う。が、実は目撃してはいない。
その後はずっと寒い日々が続いている。
桜の芽は暖気に応えて準備万端整えているのだが、どっこい簡単には春はやってこない。

家族の移動もあって、忙しい日々が続いている。
週末には次男の引越しに付き合って札幌に帰るので、尚更に済ませておく仕事も多くなる。
こんなときに限って、突然会議は入る、案内で外に出る、フォーラムにも行かされる(但し、このフォーラムは面白かった、盛り沢山なので後日UP予定、世界バイオ燃料政策フォーラム)、そして今日も休日ながら視察の対応だ。もっとも、これはかなり前から予定が入っていたのだが。

f0057955_22294592.jpg当社の農場で飼われているホル雄去勢肉牛君。
生まれながらに、鼻筋が通っている。
本人は、まったく気にしていないようだが、ちょっと面白い。鼻先が邪魔で、エサが食べにくいかもしれないが、トウモロコシの選び食いには便利!!
うちのドクターが付けた愛称はピノキオ君だ。f0057955_22301786.jpg
f0057955_2259072.jpg生ごみ堆肥を使って野菜を作っている会のメンバー達、その野菜を差別化したい、ということになって、では野菜に貼るシールをこしらえることになった。
集まれるメンバーで、図案を壁に写しながらロゴマークのデザインを決めた。
JA直売店が、アドレスなどの表記を認めてくれないので、この情報で我が会を検索してもらわねばならない。

辿り着いたお客様には、会のホームページにこのロゴを貼り付けておいて、野菜農家のページにリンクさせ、更に生産者個人のページにリンクさせて、本人の写真、栽培している野菜の種類、自分の野菜のPRなどを掲載する趣向だ。さあ、少しは反響があるだろうか。
北海道は下川のナチュラルチーズを注文した。
電話を貰い、カマンベールは「食べ頃」が良いか「これから食べ頃」かを聞いていただいた。
前者を指定して、本日届きました。
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ゴーダチーズが、とても美味しい。深く豊かな味わいです。
モツァレラは、ちゃんと乳酸発酵している味がしますし、カマンベールは白カビがビロード生地のようで、殺菌していないためなのか、刺激的な風味もありました。
共に、塩分控えめで、抑えた味付け。素材で勝負だ!という味ですね。
チーズの色合いは、市販のものに比べればかなり黄色いです。
なかなか美味しいチーズ達。
家族揃って、ワインとくるみパン、オリーブパンと一緒に、堪能させていただきました。
9日は突然の来客で共同研究への参加の打診、午後には別件で九州の所長と社内打合せ。
10日は、共同研究の根回しと、事務所に戻って残務整理。ようやく空けた11日は、家を離れる息子の仕度で家族でお買い物。靴を買い、下着を買い、シャツを買い、ジャケットを買い、ズボンの丈を詰めてもらう間にリサイクル屋でDVDを購入、夕方からはNPOの打合せに出かけた。
家に戻って、家族でDVDの一枚目、往年の名作フラバーを見る。知っていたのは私だけだったが、面白かったと家族にうける。古い映画なのだが、なかなかよく出来ている。
12日は、販売している機械が含まれる指名入札が始まり、数社から見積もり依頼が殺到して対応に追われつつ、機能性のある飼料をプロモートに来た米国人を蕎麦屋に連れていき、昼食を取りながら打合せ、戻って部内打合せと、3時からの来客。あまりにもドタバタの一日だったが、家に戻って夕食の後はDVDの二枚目、弾丸坊主。ストーリーはよく判らないが、絵はとても面白い。へんてこりんな東洋趣味と、格好いい白人の、にーちゃんと、ねーちゃん。???