12/27 寒い冬の日に、地球温暖化を考える

昨日に引き続いて、今日も 寒い 関東平野である。
ここのところ、我が国の輸出産業界が、円高で皆ンなで揃って大減速、大失速。
言わずもがな、金融破綻の米国も、それに乗っかった、いや金融工学ではむしろ先行モデルを示した英国そしてEU諸国も、大変なことになっている。最早いくら性能の良い日本製品でも値上がりで買っては貰えまい。そもそも不景気でもう新製品を買う余裕などあるまい、と思う。
お陰で、日本国内にも 不況の寒風が吹き抜けて、これは今後ますます強まりそうだ。
新聞やテレビ(ほとんど見ないが)は、職と住処を失った派遣社員や、資金繰りに追われる零細企業の経営者や、内定取り消しの学生達を、一絡げに社会的弱者と決め付けての大騒ぎだ。

ついでに言えば、原油価格の急落と共に一時の勢いも露と消えたロシアも、意外に底が浅かった韓国も、世界の工場を自負する中国も、台湾も世界中で寒風が吹き荒れている。

しかし、我が国は円高なのだ。周りの通貨がコケて、円だけは信頼性を維持している。
私の所属する会社もそうだが、輸入業界は今後の原料安が確約されている。
今はまだ割高原料の在庫を背負ってヒイヒイ言っているものの、これからは原料安にオイル(流通費)安で、従って 物価は間違いなく下がるのだ。
この二年の穀物高騰を生産物価格に転嫁するのが遅れた畜産物、特に牛乳と乳製品には正直しばらくの猶予期間をいただきたいのだが、間違いなくこれから物価は下がる。日本には、円高の恩恵がやってくる。日本は、家計支出が縮小して、今でも先進諸外国に比べれば物価安だそうだが、更に物価が下がって、もっと暮らしやすい国になるはずである。給料も下がるかな?

さて、ここまでグローバルに産業が停滞すれば、原油の需要量もまた急速に縮小している。
ここ10年くらいは、世界中で燃やす石油の量も、かなり減ることだろう。
今や、「人類が燃やす石油によるCO2が地球温暖化の原因」だと決め付けられてしまった感があるが、実は異論を唱える専門家は存在する。主に太陽の活動周期により地球は温暖化したのであり、「温暖化した結果として」海洋から放出された二酸化炭素が増えたのだ、と言う。

この世界恐慌は、石油の消費が落ちて二酸化炭素の排出量が減れば、本当に温暖化にブレーキがかかるのか、「CO2地球温暖化説を検証する好機」であるかもしれない。

しかも、温暖化は決して悪影響ばかりではない。
平安時代末期の平泉を、奥州藤原氏の繁栄を支えたのは、今より温暖な東北地方の気候であったのは確かな事実である。
金融恐慌を契機に、温暖化の原因と、温暖化した日本の行く末を考え直してみよう。
寒い冬の日に、そんなことを考えた。
by yokuya2006 | 2008-12-27 21:42 | 日常の雑感、覚書 | Comments(0)