11/3 飼料価格の今後

穀物そのものの供給不足に、オイルの値上げ、投機マネーまでが流入して史上最高値をつけた穀物価格は、ここに来てあれよあれよの値下がり。
心配された天候不順による悪影響も少なく、とうもろこしや大豆の収穫はそこそこ、麦類は豊作で、海上運賃も下がり、円高も進んで、来年1月からの配合飼料価格はかなり大きく下げるだろう。
乳製品も国際的にはだぶつき気味で、脱脂粉乳なども価格を下げている。

一方、高騰し続けていた北米からの輸入粗飼料は、これだけの高値をつけては日本国内での売れ行きは不振で、国内の倉庫は乾牧草が在庫の山である。同じく北米産乾牧草の輸入国である韓国が、ウオン安が進んで輸入がガタ落ちであろうから、日本も買わない、韓国も買えないアメリカのサプライヤーの倉庫は、これも恐らくは在庫の山である。これでは、そろそろ投売りが始まるのではないか。

価格が下がらないのは、原料となるリン鉱石の国際価格が急騰したままのリンカルと、中国の寡占状態と化したビタミン類、供給量が極端に縮小した輸入のビートパルプ、ヘイキューブ、綿実などの粗飼料原料だ。

配合飼料メーカー各社の半期決算が発表されたが、軒並みの赤字である。エサの値上げはできたが、原料価格の高騰にはついて行けなかった。酪農家もそうだが、エサ会社も、共に疲弊し尽していると言うことである。
by yokuya2006 | 2008-11-03 11:06 | エサと飼料化 | Comments(0)