9/10 事故米と脱脂粉乳

事故米などというカテゴリーがあることを、初めて知った。
日本酒に使われたのだとすれば、これは醸造酒であるから、有害成分はそのまま製品に移行してしまう。回収はやむを得ないだろう。
一方、焼酎に使われたのだとすれば、これは蒸留酒である。農薬は揮発するのかもしれないが、少なくともカビ毒はモロミに留まったままであろう、製品には移行しない。回収しなくとも良さそうな気もするが、消費者としては気味は悪かろうな。
むしろ、エサ屋として心配なのが、焼酎粕液を利用した飼料である。有害物質が濃縮されている恐れがあるからだ。これらを使用した飼料については、アフラトキシンの検査は徹底しておくべきであろう。

と言っているうちに、今度はウクライナ産の脱脂粉乳からクロラムフェニコールなる抗生物質が検出された。これはメーカーの自主分析による検出である。
このメーカーは、これをすぐに農水省に届け、自主回収している。流石、コンプライアンスがしっかりしている。違法なコメ業者とは比べようも無いが、我々同業者としては、その素早い対応を評価したい。

これも心配なのが、今後の我が国の牛用・豚用のミルクである。
これらの原料は、ほとんどが輸入品である。価格が安いので使わざるを得ない、そもそも国産では需要量を満たせないのである。
米国産、豪州産もあるのだが、ウクライナをはじめとして北欧産の脱脂粉乳が占める割合は多いのだ。もし、これらが使えない、輸入できないことになれば、国内の家畜向けミルクは当然値上がりする。値上がりどころではなく、需要量を満たせなくなるかもしれない。
これも、エサ屋にとってみれば、頭の痛いことである。
by yokuya2006 | 2008-09-10 23:57 | エサと飼料化 | Comments(2)
Commented by urasimaru at 2008-09-11 00:34
あー、飼料だと大変ですね…。考えてませんでした。
Commented by yokuya2006 at 2008-09-13 07:44
最近の報道で、何となく耳に馴染んで?しまったメタミトホスより、アフラのほうが気になりますね。