4/10 残光

f0057955_0175082.jpg東直己 ハルキ文庫。

足を洗い、山奥で世捨て人として生きる元武闘派ヤクザの寡黙な主人公、たまたま山を降りてふと目に留めたテレビ画面に、元恋人の子供の危機を知る。
腐敗した権力の中で蠢くヤクザや不良警官に立ち向かい、巻き込まれた子供を救うまでの逃走と追跡劇。
ススキノのビル屋上に追い詰められた彼等を救ったのは、かつての仲間の機転だった。

なるほどこのための伏線であったか。
どんでん返しは、勝ち誇る卑劣な敵を一転してどん底に突き落とす小気味良さだ。
演出を抑えた最後のシーンが、余韻を残して秀逸。ハードボイルドだぜ!
by yokuya2006 | 2008-04-10 23:59 | 趣味の読書 | Comments(0)