1/24 ミトコンドリアが進化を決めた

f0057955_21232959.jpg原題は、POWER, SEX, SUICIDE : Mitochondria and the Meaning of Life,
著者はニック・レーン、斉藤 隆央 訳、みすず書房
少なくとも、原核生物の中の細菌と古細菌そして真核生物について、ウーズの系統樹のイメージが浮かぶ程度の生物学の素養がないと、読み進めることは難しいだろう。

ミトコンドリアが、地球生物共通のお約束の「ATP・ADP変換によるエネルギー受渡しシステム」の源(=POWER)であり、しかも二つの性(=SEX)を決定した理由でもあり、そして細胞のプログラム死:アポトーシス(≒?SUICIDE)を司る存在である、という。

アポトーシスが、実は細胞の核ではなく細胞内の共生者と思われたミトコンドリアによって制御されており、その作用は巷では悪者として名高いフリーラジカル(活性酸素)を駆使するメカニズムによるのであって、フリーラジカルは細胞の正常な新陳代謝を管理する役割を担っていた。

アポトーシスの機能を持たない多細胞生物など考えられない。そもそも我々人間を含めた真核生物が「進化」の道を歩み出したのは、ミトコンドリアが古細菌と共生を始めた事がきっかけであるのだった。核を持った細胞が進化したのではない。核を持った細胞と共に生きる道を選択したミトコンドリアが、結果として多細胞生物を作り上げてきたのだ。

最新の分子生物学の成果、ミトコンドリアの今がわかる科学解説書である。面白いのだが難しくて、読み終えるのに数日を要した。もう2~3度読み返さねば、理解できないだろうが、それもまた楽しみか。日本語訳もこなれている好著である。
by yokuya2006 | 2008-01-24 21:45 | 趣味の読書 | Comments(4)
Commented by yokuya2006 at 2008-01-24 23:25
息子に教えてもらったルー大柴変換。凄いなこれ。私と同じ年生まれ。

アポトーシスのない真核ローフードなど考えられない。そもそも我々、真核ローフードが「プログレス」をウォークしテイクアウトしたのは、ミトコンドリアが古細菌と共生をスタートしたシングがきっかけであるのだった。核を持った細胞がプログレスしたのではない。核を持った細胞と共にリブするロードをチョイスしたミトコンドリアが、リザルトとして多細胞ローフードをメイクアップしてきたのだ。

最新の分子生物学の成果、ミトコンドリアのプレゼントタイムがわかるサイエンス解説書である。インタレスティングなのだがディッフィカルトにて、リードしフィニッシュするのにフィギュア日を要した。もう2?3ディグリー読み返さねば、アンダースタンディングできないだろうが、それもまた楽しみか。日本語リーズンもこなれている好ワークである。
Commented by urasimaru at 2008-01-25 21:57
原文ととっちがわかりやすいかわかんない…笑
Commented by バイオマスラガーマン at 2008-01-29 14:10 x
バイオマス関連の仕事をしています。たまたまネットでたどり着きました。初めから一気に読みました。これからも、楽しみにしています。とうもろこしのラベルを作っている関係で、バイオマスただいま勉強中です。
Commented by yokuya2006 at 2008-01-30 22:12
おいでませ、バイオマスラガーマン殿
また寄って下されば幸いです。