6/13 男たちの数寄の魂

f0057955_725764.jpg清流出版 井尻千男著 近代の実業界で、或いは戦国武将として名を成した男たちの、茶室への思い、数寄者の心のありようを、その時代背景を捉えたうえで読者に披露してくれる。
信長の茶の湯御政道のひらめき、秀吉の千利休に対する相容れぬ確執を生んだ茶室空間を、鮮やかに浮かび上がらせる。なるほど、そうだったに違いないと納得する。

この著者の「文章」が好きだ。もっとも、日経の記者でありコラムニストであったこの方の文章は、場面によって変幻自在で一定の形などないのだが、そのリズムと、背景にある骨太の倫理観が私には好ましいのだと思う。

この方のような美しい文章が書きたいものだ。日々の研鑽による知識と経験と知力を伴って初めて結実することで、私如きに真似のできるわけはないが。
by yokuya2006 | 2007-06-13 23:07 | 趣味の読書 | Comments(3)
Commented by ペスコン at 2007-06-16 00:49 x
井尻先生は拓殖大学の先生ですよね。
桜チャンネルでの話の内容は為になりますね。
Commented by yokuya2006 at 2007-06-18 23:15
おっご存知ですね。井尻先生を。
ところで「桜チャンネル」って何ですか。
Commented by ペスコン at 2007-06-19 00:19 x
日本文化チャンネル桜のことです。
スカイパーフェクトTV!Ch767から現在はCh241で無料で見られます。
現在の日本を知るには良い番組です。
↓ここ、見てください。
http://www.ch-sakura.jp/

ちなみに私は“ともみ組”です。