5/11 豆腐粕の飼料化

以前に堆肥発酵機でお世話になった方から、電話で問い合わせ。
豆腐粕(おから)が日量3トンくらい発生する豆腐屋さんがあり、豆腐粕を堆肥にするよりはエサにしたいのだと。
おお、良いことではありませんか。バイオマスのカスケード利用ですね。
飼料化できるバイオマスは、家畜に食べさせて、畜糞を堆肥にすれば良いのです。

おからは、乾燥するとハンドリングは良くなって、配合飼料原料などにも使えるが、このオイル高の御時世ではなかなかコストが合わない。
乾燥せずに、乳酸菌を添加してサイレージ発酵させれば、pHが下がって保存性が確保でき、低コストに飼料化できる。

ただし、水分が多い(DMが少ない)飼料を長距離輸送すると運賃倒れになるので、近所に安定的に引き取ってくれるユーザーを探さねばならない。
豆腐屋さんが、エサ売りをするのはなかなか難しい。しかして、これだけのために中間業者がマージンで食っていけるほど、世の中甘くない。
日量3トンは、発生量としては中途半端だし、物流システムを如何に構築できるかが、まさに難しいのですね。
豆腐をはじめとして食品副産物は、糖質が少ないので乳酸菌が働きにくい。繊維分解酵素の入った乳酸菌製剤ならば、繊維を分解して乳酸菌に必要な糖質を作ってくれる。この辺りが飼料化のポイントです。

今日は、朝から迎えに来てくれた研究員氏と合流、2トンダンプを運転して食品副産物廃液を受取りに行く。天気は良いが、まことに風が強い一日だった。
トラックで研究所まで戻り、研究所で余っていた試験の終わったカーネーションポットを貰い、途中の道の駅で買い込んだ野菜を持って、大荷物で事務所に戻る。
途中でモノレールを降りて市民活動センターに寄り、カーネーションを差し入れしてきた。
by yokuya2006 | 2007-05-11 21:45 | エサと飼料化 | Comments(6)
Commented by はやま at 2007-05-11 22:02 x
こんばんは。
豆腐粕の飼料化ですか。まさに私も今抱えている案件です。
私も、最初は扱いやすさから乾燥を考えていましたが、サイレージを提案する予定です。
コストの点(経済的および環境的側面)からも乾燥よりもいいかなと思っています。
Commented by yokuya2006 at 2007-05-11 22:40
あれれ、まさか電話の主と同じ方ではありませんよね。
そう言えば、あの方もイニシャルはHさんだったけど。ひょいひょいと高いところに平気で昇る、身の軽い方だった。
おからサイレージは、カス酪農の代表として嫌われた過去があります。
しかし、カス酪農の失敗は、往々にして水分を把握せずに給与したこと、つまり乾物不足だったことが多いようです。
使い方を間違わなければ、おからサイレージはとても良い飼料です。
是非、頑張って飼料化してください。
Commented by urasimaru at 2007-05-11 23:59
DMって??
Commented by yokuya2006 at 2007-05-12 11:41
DMとはダークマター、つまり宇宙空間の質量を説明するために仮定された暗黒物質のこと。光を出さずに質量のみを持つ未知の物質。
ではなくて、畜産業界で言うDMとはドライマター、つまり乾物。その飼料の水分%を100%から引いたものです。
水分ゼロと仮定したときの、そのエサの乾燥重量で、大雑把にエサの価値として捉えます。
栄養にならない灰分や、牛ならある程度消化できる繊維分、そして栄養素の蛋白質、脂肪分などの総量なわけです。
これらは更に細かく把握されて、家畜の飼料メニューが決まります。
例えば蛋白質でも、牛のルーメン(第一胃)ですぐ溶けるもの、分解するもの、分解しないもの、第四胃までバイパスして吸収されるもの、消化管では吸収されず排泄されてしまうもの、などです。
Commented by urasimaru at 2007-05-14 23:15
ダイジェスト目盛かとおもいました~@^^
丁寧なご説明、ありがとうございます。もう一回読み直したらよくわかりました。繊維分解酵素の入った乳酸菌製剤とは、便利なものがあるんですねー。
Commented by はやま at 2007-05-15 20:16 x
えっ、多分、お話しもお会いしたこともないと思います・・・
でも結構狭い世界ですからね・・・