3/1 飼料のカビ毒の汚染状況と対策

食品分析センターが主催する、バイオマス・ニッポン総合戦略に関する勉強会。
今回も、講師は石黒先生。
バイオマスに関する情報として、最近の食品製造副産物の飼料業界での利用状況、コンビニ弁当由来の飼料原料の公定規格への追加、とうもろこしの高騰とバイオエタノールの進展状況などを紹介して、いざ本題のカビ毒へ。

飼料中のカビ毒(マイコトキシン)の中で、我が国で基準値が定められているのは、アフラトキシンB1とゼアラレノン、デオキシレバレノール(DON)であるが、アフラトキシンの類縁(例えばB1が代謝されてミルク中に出るM1)や、オクラトキシン、フモニシンなども今後は注意が必要だ。
具体的には、麦類のカビ毒として知られるオクラトキシンは、麦で作られるビールなどよりも、コーヒー豆やレーズン、ワインでの高率な検出があり、またフザリウム菌によるフモニシン(これは穀類全般)の汚染例も報告されている。
これらは、PPMどころか、PPB(ピーピービー:パートパービリオン)PPT(パートパートリリオン)の世界だが、検出状況は今後も見極めていかねばなるまい。
飼料工場で用いるカビ毒検出キットについても、紹介があった。
ノンGMの穀物が、実はカビ毒の検出が多いとのこと。昆虫による食害で損傷を受けた穀粒が、その傷口からカビの進入を受け易いことが原因ではないか、との説明だった。
遺伝子組み換えか、カビ毒か、安易な比較は許されないが、考えてしまった。
by yokuya2006 | 2007-03-01 20:53 | エサと飼料化 | Comments(3)
Commented by はやま at 2007-05-07 19:09 x
はじめまして。
食品廃棄物の飼料化について興味があり、偶然、このブログにたどり着きました。
いろいろ勉強させてください。
Commented by yokuya2006 at 2007-05-07 20:35
はやま様おいでませ。
いろいろと情報交換をいたしましょう。廃棄物ではなくて、副産物として、まだ命あるものとして捉えてください。
Commented by はやま at 2007-05-08 12:14 x
yokuya2006様
ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。