2/10 ステンレスの高騰

エサ屋としては、穀物相場の高騰に悩まされている。そして機械屋としては、ステンレスの高騰にも悩まされている。
昨年の春頃からか、旺盛な中国の金属需要に引っ張られる形で、ジリジリとステンレスが値を上げ始めた。夏から秋にかけては大幅な値上げが続き、そして年が明ければ落ち着くかと思いきや、まだ上がると言うのだ。一時は供給過剰になるとの話も聞こえていたのに、どうなっているのか。

堆肥発酵機の材料は、ステンレス鋼である。畜糞や生ごみなどの堆肥は腐食性が強いから、SS(エスエスと言うとプロっぽい、一般的な鉄材のこと)で作ると耐久性が劣るので、SUS(サスと読むと、これもプロっぽい、ステンレススチールのこと)で作られることが多い。
もっとも一般的なステンレスと言えるSUS304(サスサンマルヨンと読む)は、鉄に18%のクロムと8%のニッケルを混ぜた合金だ。18-8ステンレスなどの言い方もある。
値上がりの理由としては、鉄自体も上がっているが、ニッケルの相場が高騰しているのだと聞いていた。そして、これは穀物と同じで、価格高騰に目をつけた投機筋が金属材料にも手を出しているのだそうだ。

穀物も、金属も、社会の基盤をなす原材料だ。汗を流さず働かずして投機の対象にはしていただきたくありませんね。
お陰で都会では、SUS製の側溝フタや駐車場の車止めポールなども、盗まれている。転売すれば金になるのだろう。投機も、盗みも、共にさもしい話である。
by yokuya2006 | 2007-02-10 18:13 | 仕事と出張 | Comments(0)