1/31 告別式

留守番していた実家で6時に起床、準備をして出発、7時過ぎには式場に駆け戻った。
式場に寝泊りした親族と共に朝食、告別式の司会の方と式次第の打合せ、焼香と弔電に読み上げるお名前に間違いがあってはならぬと、確認に時間を要した。
会計の金庫を再び事務に引継ぎ、息子の弔辞の際に映写するデジタルデータを準備してもらい、そうこうしているうちに親族席に座る時間となった。
告別式が始まり、友人代表の弔辞の後に、いよいよ息子の出番だ。兄が横に立ち弟が弔辞を述べる。やや緊張していたようだが打合せ通りの上出来だ。わずか6枚の写真だったが、葬儀会社の社員氏に少ない時間で効果的に演出していただき感謝。

どうにか式の全てを終了したら最後のお別れとなる。親族で、その後は友人の方々にも入っていただいて、花を飾り、お棺の蓋にトントンと釘を打つ。

出棺の挨拶は喪主である父と決まっていた。葬儀委員長の挨拶は昨日も今日もかなり長かったこともあって、父は企んでいた。喪主より一言御礼を申し上げます。前略、中略、以下省略、有り難うございました。と述べた。私は思わず「やったな」とニヤリ、亡くなった母は多分呆れて見ていたろう。いかにも父らしい。

棺を積み、親族を乗せたバスは、火葬場までひた走る。父の挨拶が短かった効用か、本日一番の到着だ。火葬の終了まで約二時間。白骨を見ると妙に心が落ち着くものだ。亡くなった事が否応無く腑に落ちるからなのだろう。まだ熱の残る骨箱を抱いて式場に戻り、北海道に多い略式で、そのまま繰上げ法要となる。今度は父の挨拶は少し長かった。
終われば親族は並んで参列者にお礼のご挨拶。その後私は会計を引き継ぎを受けて、これにて式典は終了した。

親族や葬儀委員から勿論好意で助言してくれた事柄が、疲れた父には煩わしかったらしい。船頭が多過ぎる、ここまで聞きに来ればよいものを俺を手招きする、などと不満を漏らしていた。
息子達は、家事と儀式の手伝いに指示を良く聞き、また自発的によく働いてくれた。忙しい中にも親族との語らいや式への参加も経験して、また一つ大人になったようだ。母からの最後の教育であったか。湿りがちな葬式だが、若者がいることが親族には救いとなることだ。

実家に戻れば、すぐさま葬儀業者が祭壇を設えに来た。骨壷を前に花を飾り、灯篭を並べ、蝋燭をともし線香をあげて手際よく帰っていった。

母方の叔母夫婦達は明日戻ることなり、最後の晩餐。皆吹っ切れたのか、よく喋る。一昨日のように絡まれてはならじと、私もむしろ大いに飲み、皆にも酒を勧めて盛り上がった。
続く。
by yokuya2006 | 2007-02-07 00:20 | 日常の雑感、覚書 | Comments(0)