1/7 PLUTO 004

小学館 浦沢 直樹著(画?) PLUTO 004 漫画である。
鉄腕アトムの一つのエピソードを浦沢氏流に長編化しており、原作にはない人物(ロボット)描写や無数のサブストーリーや伏線が追加されていて、とても深みのある仕上がりだ。Dr.BJの影も見えたりして、手塚ファンを楽しませる。どこかのラーメン屋の漫画雑誌で見かけて以来、単行本を買っているが、新刊が出るのを楽しみにしている。

原作では、史上最強のロボットを求める国家元首によって作られ、戦いながらも苦悩するロボット「プルートー」の設定だったと記憶しているが、このアレンジ版ではイラク爆撃を彷彿させるシーンがあり、平和維持軍に編入され活躍した各国のスーパーロボット達への何者かの復讐劇が、ストーリーの底流に隠されているようだ。

浦沢氏の描くスーパーロボット達は、アトムも含めて、敢えて人間同様に描かれている。絵の達者な作者によって表情もリアルに紙面に提出されたロボット達が、昨今のメカメカ・スーパーヒーロー・アニメへのアンチテーゼとなって物語に現実感を与えている。

氏のもう一つの現行作品「20世紀少年」ともども家族揃って読んでいるのだが、この作品は既に22巻を数えてようやく終章に突入の様子だ。氏のその他の作品も長編揃いである。
PLUTOは001から始まり最新刊が004。三桁あると言うことは、まさか99巻では終わらない、と言う事ではなかろうな。
by yokuya2006 | 2007-01-07 20:08 | 趣味の読書 | Comments(0)