11/13 生物多様性ちば県戦略」専門委員会

というのを、誘われて傍聴してきた。
平日の夕方5時から8時過ぎまで。委員の大学の先生方も、県の担当職員の方々も、遅くまでご苦労様です。

私としては、有名な「三番瀬」の歴史と現状が判り易く説明され、理解を深めることができた。
しかし、会議の内容はあまりいただけなかった。

県の「環境との調和に配慮した農業農村整備」について、どこかの大学の女性教授が辛辣な物言いをしていた。
こんな「環境に優しいごっこ」で衰退する農村を救えるのか、とか言っていたのだが、農地所有者がおり、その所有者の所得の手段であり、農産物の生産の場である農地の「生態系の保全」が、三番瀬やら印旛沼水系やらの保全と同等に語られるはずもない。他人の土地なのです。
そんなことを県職員に求めたって無理ですよ。県職員は何も反論しなかったが。

傍聴の女性市議の発言も気になった。
遺伝子組み換え作物も生物多様性には危機因子である」は、なんとか同意できました。
しかし、コシヒカリの原種の農林一号を植えています、固有種を大切にしましょうって、何か変ではないですか。
水稲農林一号だって、交配選抜の結果です。確かに偉大なる遺伝資源ではあるが。
捨て去られた古い品種に固執するのは、品種改良の否定。単なるアナクロニズムだ。

じゃあ、ホルスタインはやめて、原牛オーロックスを飼ったらどう。
ホモサピエンスなんかやめて、クロマニヨンやネアンデルタールと結婚して、あんたの子孫を原人に近づけたらどう。交雑するか判らんが。

生物学や生態学の基本や、農家の皮膚感覚を判らずに、都市部にいて偉そうに発言する権利があるのだろうか。
いつも感じることなのだが、市民運動には無知の弊害が付きまとう。
知らぬことは言わぬこと、このあたりが我慢できない、言わずに居られない方が多いのも事実。
常識人の会社員オヤジには、市民運動に限界を感じることが多い。
もっとも、素人は自分がどこまで判っているかが判らないから、素人なのだけれど。
by yokuya2006 | 2006-11-14 00:01 | サステイナブル | Comments(0)