3/19 音楽環境を整える

定年後の三度目の契約更新を迎えようとしている。
こんな筈ではなかったのだが、何か満たされぬままに隙間を酒で埋めて日々を送っている。何なのだ、この焦燥感は。

顧みるに、定年半年前の秋にカミサンの病気が明らかになり、引っ越しと共に私が炊事当番となった。会社ではようやく陣容が整って、この際だと大変な思いをして新規プロジェクトを立ち上げて、承認を得たらこれ幸いと部下にそのまま引き継いで、もう仕事に目を向ける余裕がなくなってしまった。本気で進めてきたもう一つの製品開発は犠牲にせざるを得なかった。

シニアになって一年目は、そこそこ暇ではない程に仕事はあり、家では炊事当番で時間も取られてあっという間に過ぎた。楽しみもあるのだけれど。
二年目はようやく来た新しい上司の下でややヒマになり、しかし今度は年老いた母のサポートで溜まった有給休暇を使い果たすほどに札幌通いだった。随分とJetstarには貢献したものだ。

で、今に至るのだが、これは現職時代に思い描いていた定年後の私の姿とは違っている。もう少し優雅であったはずなのだ。カミサンの事と母の事は仕方がないが、家事の合間の少ない空き時間が酒とYoutubeでは問題がありすぎる。

思い起こせば、私の趣味は音楽鑑賞とオーディオであり、定年後の夢は「もう一度ピアノを弾くこと」だった。
高校入試前まではピアノを弾いていた。中学までは学校の式典ではいつも校歌を弾いて(弾かされて)いたのだ。ソナチネからソナタアルバムに届いたころに、高校受験という格好の言い訳ができてピアノをやめてしまったが、その後もピアノを続けた妹が音楽大学に進みピアノ教師になったので、俺が定年になったら教えろよと頼んでいた。早くに死んでしまったので叶わずにいたわけなのだ。
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今、私の音楽環境は、卓上のPCにつないだスピーカーである。便利だが音は知れている。今回、これではいかんと居間にCDラックを移設して、ちゃんとしたCDプレーヤー(DENON製、made in ベトナムだった)を買ってきた。流石に素晴らしい音がするのである。
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そして、ローランドの電子ピアノも買った。とりあえず運指の練習にハノン教本から始めたわけである。特に左手の小指と薬指が力がなく動かない。練習あるのみだナ。

イマジンを、明日にかける橋を、キャンドル インザ ウインドを弾けるようになりたい。目標はショパンのポロネーズだ。ここまで行ければ本望。ラ・カンパネラやラフマニの二番まで弾ければとは思うが、これは夢としておこう。
by yokuya2006 | 2017-03-19 20:32 | 日常の雑感、覚書 | Comments(0)