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2/11 千葉開府890年

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11日の土曜日 風は冷たいが快晴でお散歩日和。カミサンが行った事がないという千葉寺を見るべく、モノレール県庁前駅からテクテク歩く。れん月で蕎麦を手繰り、後ろの丘を登れば、創建709年というウルトラ古い千葉寺がある。見事な山門、大銀杏の木、周囲に無造作に広がる墓所。

千葉寺町、葛城と抜けて、更なる丘の上にそびえる千葉大医学部を目標に亥鼻、旭橋から都川を渡って本町公園で一休み。ここまでくれば市街地も整備されているが、千葉寺から亥鼻あたりまでは流石に昔から人が住んでいるだけあって、車も入れない道が、しかも直線ではなく、都度に枝分かれして、ジモティでなければすぐに道に迷ってしまう。
千葉はぐるりと周囲に山がないので、どこを向いて歩いているかがわからなくなる土地柄なのだ。

近所のコンビニでカップ酒とつまみを買ってきて、公園のベンチで一杯やる。公園の看板によれば、この都川が大昔は市内をグルリと大回りして池になっており、椿森あたりで対岸に渡ったらしい。更級日記に記載があるという。なんでも上総の国府に任官していた父の任務完了により、寛仁4年(1020年)に作者が京に戻る途中で、大雨で増水した川に二日間の足止めを余儀なくされたとか。これまた古い話である。

あの更級日記の作者が少女時代にここを通ったのだ。おそらく道すがらに千葉寺にも詣でたことだろう。京の都までは、いったい何日を要したのだろう。今度読んでみようかしら、更級日記。今の時代だ、現代語訳などもあるのだろうな。
by yokuya2006 | 2017-02-12 10:09 | 日常の雑感、覚書 | Comments(0)
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