10/5 腸内細菌セミナー

東京ビッグサイトで食品開発展2016が開催されている。併催されたセミナーを今日は一日聴講してきた。
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6階の会議室に昇る長~~いエレベーター。

進化の途上でヒトと共生してきた腸内細菌群、単一ゲノムの37兆個の細胞からなるヒトと、数百種類のゲノムを持つ100兆個以上の細菌が、一つの宇宙を形成している。常に構成元素を入れ替えながら生体を維持(動的平衡)し、膨大な細菌ゲノムと共生する超生命体としてとらえるべきなのだ、動物は。

最近になって、ようやく「培養できない細菌の方がはるかに多い」事が言われるようになり、たまたま培養できた単一細菌を調べたとて何も分からないことが判ってきた。
一方で、分析機器は飛躍的に進歩して「微生物由来のゲノムを丸ごと読む」事が可能になった。しかも費用は桁一つ安く、である。
10年前くらいからだろう、このメタゲノム解析(メタジェノミクス)が登場してから、俄然この分野は面白くなってきた。

この分野のパイオニアである服部先生は、東大大学院を退官され、現在は早稲田大学の教授であられるのだな。この方の話も聞けるというので、ノコノコ出掛けてきたわけなのだ。

メタジェノミクスを補完するメタボロームとトランスクリプトーム解析、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸による作用を具体的に解き明かすアプローチ、日本人特有の腸内菌叢や腸内の水素代謝などなど、楽しい一日だった。我が微生物飼料の営業にも使えるかな。

by yokuya2006 | 2016-10-05 18:16 | 日常の雑感、覚書 | Comments(0)