8/7 糖質制限二年間の記録

さあて暇な日曜日、外は暑いし、自室でPCで遊んでいる。
そーだ、この際に糖質制限の自らの実験結果をまとめておこう。ご参考になる方はいらっしゃいますでしょうかね。

きっかけは二年前の3月、書店で目に留まった新書版「炭水化物が人類を滅ぼす」夏井睦著、光文社新書だった。この先生は、かつて「傷はぜったい消毒するな」でファンになったお医者様。医療現場にいて、しかし背景に実に広範な生物学的想像力を駆使される方である。
もう一つ、寄生虫博士で有名な藤田紘一郎先生の「50歳をからは炭水化物をやめなさい」も読んで、なーるほどネ、これはやってみようかしらンと思ったのだ。

当時の私は60歳定年の一年前、猛烈に忙しくなってきて、長年の暴飲暴食がたたって体重は96kgに到達、体が重かった。この一年を頑張らねばならず、その後のシニア期間を楽しく過ごす意味でも「少し何とかしようかな」と思っていた矢先の出会いで、よーしやってみるかと、その気になった訳だ。

もともと生化学系なので、理論は理解できた。
炭水化物、要するに甘味や澱粉類、お砂糖や小麦粉でできたパンやら麺類やら、そしてお米を食べずに、その他の食べ物は十分に食べる。結果として、口にするのはお野菜と、肉と魚などになる。つまり食物繊維とビタミン・ミネラルと、タンパク質と脂肪である。

体のエネルギー源は糖質(炭水化物、私の父の時代は含水炭素:ガンスイタンソと言ったんだけれど、知ってました?)だから、糖質がなければ体は困る。そこで、脂肪を燃やしてタンパク質からグルコース(ブドウ糖、代表的な糖質)を作る仕組み(ここのとこ、かなり省略してマス)を持っている。これを糖新生と言う。

ウィキなどを参照すれば、糖新生は「飢餓状態に陥った動物が、グルカゴンの分泌を・・・云々」と書いてあるけれど、農耕を覚える前の人間はいつも飢餓に直面していたのだ。脂肪として体に蓄えたのは「飢餓に備えたエネルギー」なのであって、腹が減れば次の獲物を食えるまでは体脂肪を燃やして持ちこたえるしかなかったのだ。

農耕を学んで安定的な糖質の摂取を可能とし文明を築いた時点で、人類はこの体脂肪による「まさかの時のエネルギー貯蔵」を捨て去るべきだった。食べ過ぎれば太るからである。
しかし、生物の体はそう簡単に進化しない。農耕は、つい最近の、一万年前に始まったばかりだ。で、現代は糖質の摂取し過ぎによるデブが多い、そーゆーわけなのだ。

さて、私も最初はかなり徹底して糖質制限をした。パンも飯もやめたら、体重はみるみる下がった。始めて半年、その年の12月には我が体重は90kgを切るところまで進んだ。
もっとも、秋にカミサンの病気があり、私が炊事当番になったことで糖質制限がやりやすくなったこともあっただろう。しかし夜には必ず酒を飲むが、醸造酒の最たるビールと日本酒は欠かさないので、ここでかなりの糖質は摂取していることになる。

この間、忙しい日々だったが体を動かす事を意識した。運動することでカロリー消費を高めるという事よりは、筋力を増強して基礎代謝量の増加を狙った。よーするに筋肉が多ければ、黙っていても消費するエネルギーは増えるので、体のエネルギー要求量は増すのである。

取り組み当初は、体は軽くなり、自転車運動で太腿は充実し、イイことずくめに思えた糖質制限。しかし、この後がイロイロあった。続く
by yokuya2006 | 2016-08-07 16:24 | 食べ物・飲み物 | Comments(0)