7/25 黒毛牛肉の違和感

コンビニの棚を眺めていたら、レトルトハンバーグに「黒毛牛肉」と書かれていて驚いた。よく見ると、そのあとに(アンガス種)と書いてある。これはダメだろう。

日本の高級牛肉は和牛、代表格は黒毛和種、まあ褐色をした褐毛和種(あか牛)なんかもいるのだが、消費者は黒毛と聞けば和牛を連想して、高級肉であり美味しいのだと捉えるはずだ。

で、アンガス種とはアバディーン・アンガス種のことで、確かに毛色は黒い(茶色もいる)がこれは和牛ではなく外国の牛である。肉専用種で確かに美味しく、世界の食用牛の代表格だ。
黒毛のアンガス種の肉ですから「黒毛牛肉」、何か文句ある?と小賢しい奴が考えたのだろうが、消費者を惑わせるのは確かだ。大手コンビニがやるべきことではない、恥を知れと言いたいネ。

同様に有名なのはヘレフォード種、これも海外ではポピュラーだ。大昔にオーストラリアのフィードロット(広大な肉牛肥育場)を見学したときは、アンガスとヘレフォードが中心だが、暑さに強いブラーマンなどもいて、これらの交雑種がほとんど区別なく飼われていた。

見慣れない黒牛がいたので、あれは何かと問えば「アンガスとヘレの交雑種」でブラックボーイと呼んでいるとか聞いたし、積極的にブラーマンと掛けて(交雑させて)暑熱耐性を持たせているとも聞いた。彼の地の人にしてみれば、要するに全部が肉牛なのだ。

ちなみに、ヘレは一般的には茶色で、ブラーマンは白い。前述のように茶色いアンガスもいる。海外では毛が黒い事には何の意味もないが、黒毛牛肉と言うからには、この牛肉は全て黒い毛皮を着ていたのだろうなと、イヤミの一つも言ってみたくなる。茶色の毛のアンガス種の肉が混じっていたら、不当表示ですからね。意味ないけど。
by yokuya2006 | 2016-07-25 18:51 | 牛ネタ | Comments(0)