1/18 裁判員顛末記

先日来、裁判員とやらを経験する羽目になった。

そもそも一昨年の11月、最高裁判所から分厚い封筒が届いて「貴方は裁判員のリストに載りました、辞退することはできません」と云われていた。ふーん、そーなのと思っていたら、去年の12月だったろうか「裁判員候補に選ばれたので、新年早々に地裁に来てください」と云う。

で、行ってみたら32名ほどの有権者が集められており、この中から「裁判員6名と補充2名」をPCによる抽選で選ぶのだとか。
32÷8は四人に一人、25%、これは当たるまいとタカをくくっていたら、初っ端に見事に当たってしまった。

で、その日を含めて、法廷での審議で検察と弁護人からの話を聞き、その後の裁判官との処分についての協議、そして判決までの数日間を拘束されたわけである。会社の勤怠システムにある「裁判員休暇」をポチッと選択した初めての経験だった。

最初は「面倒な事に俺を巻き込みやがって」とばかり被告人を恨み、一発ぶん殴って終わりにしろ!などと考えたが、事情を聴くほどに「これは真面目に取り組まねば」と思い直した。何せ他人様を裁くのである、そんな器ではない、責任も背負いたくない私が、である。

守秘義務があり詳細は省きます。
被害者の方にはたくましく乗り越えて欲しい、そして被告人には誠実に罪を認めて家族の為にも立ち直っていただきたい。図らずも他人の人生を覗き見してしまったようで、気が引ける。しかし、司法の仕組みを肌身で理解できたことは勉強になった。他の裁判員の方々も、皆さん常識ある方々で、その点は良かったのかもしれないナ。
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裁判所から感謝状とピンバッジを貰った。このピンズ、取っておけば記念にはなるのだろうが、多分着用する事はないでしょうね。
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最後にアンケートを書かされて解散、今後の裁判員経験者の集会やら、この制度に関する出前講座に協力するかの紙も渡され、その意思があれば後日投函せよとの事。
この紙は、勿論我が家でのプリンタで使用する裏紙として、有効利用させていただきます。

慣れない職務を夢に見たりで、もう結構。裁判員に選ばれる確率は、有権者9500人に一人であるとか。
by yokuya2006 | 2016-01-18 18:04 | 日常の雑感、覚書 | Comments(2)
Commented by そりゃないよ獣医さん at 2016-01-19 09:18 x
へぇーー、こんなことってあるのですね。
私はブログでこの制度を徹底的に批判してきました。専門家でもない人間に人を裁かすとはないごとかというのであるが、獣医ならお前ちょっと来てこの牛帝王切開しろというのと同じである。専門家は何のために存在するのか、とこの制度には不寛容です。他人を犯罪者と断定して量刑まで与えるのです。
私に当たったら、裁判起こします。当たってくれないかと思って待ってます。
Commented by yokuya2006 at 2016-01-19 21:10
行政に参画するには清濁併せ飲む覚悟が必要ですし、立法へは「正当に選挙された国会における代表者を通じて」行動するとして、司法への参加は国民としてハードルが低いと思います。

勿論、過去の判例を無視するわけにはいきませんが、これは流石にデータベースが出来ていて、この案件ではこのくらいの量刑との判断を助ける仕組みがありました。
私の場合は、被告人が罪状を認めてスタートでしたので進めやすかったですが、これがサスペンス小説のように罪状認否から裁判員が参画せざるを得ない場合、大変な負担になると思いますし、事実 協議時間がベラボーに長引いた例もあるようですね。

先輩におかれましては、当たらぬ事を祈るべきです。君子危うきに近寄らず、です。