11/30 水木先生の訃報

水木しげる先生が亡くなられたそうだ。
我が国のみならず、世界でも評価された素晴らしい表現者であられた。過酷な経験から来たのだろう、厭世感を漂わせる独特の世界観の上で、しかし周囲に夢を語り、努力する者を励まし、権力者を疑い、戦争を否定する、健全強固な思想を教えて下さった。
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近年は、時代が追い付いてきて支持者を増やし、漫画は何度もアニメ化され、故郷には記念館もでき、晩年は老人力を存分自在に発揮されて、既に妖怪の域に達して(失礼)お幸せだったのではなかろうか。
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良い子の危機に駆けつけるゲゲゲの鬼太郎ではなく、悪人を容赦なく地獄流しにする墓場鬼太郎からのファンでした。
安らかにお休みください。そして有難うございました。
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by yokuya2006 | 2015-11-30 18:35 | 日常の雑感、覚書 | Comments(2)
Commented by そりゃないよ獣医さん at 2015-12-04 08:13 x
大学時代に、碧雲寮にぼろぼろになりながら回し読みされていた漫画雑誌「ガロ」がありました。多分その当時には、鬼太郎ぐらいだったと思いますが、妖怪マンが書いてました。その時の漫画家が、その後のの日本の漫画の基礎を作ってくれたと思って今。
あのこ汚い寮の雰囲気が、妖怪がいつでも出そうな感じでした。もっとも、住んでいた寮生は、妖怪と変わらなかったような気もしますが…
Commented by yokuya2006 at 2015-12-04 21:24
妖怪が出そうな学生寮に、住む学生も妖怪じみているとは、なんて素晴らしい佳き時代であった事でしょう。
個性を誇り許容する原始リベラル?その中で醸成される秩序と、当然ながら異なる個々の社会感。社会に出る為の基本的な心構えが形成される場として、機能していたのだなぁと最近思います。私は通学生でしたが。