11/1 もんじゅ」の廃炉に期待する

新聞の一面に「もんじゅ運営 剥奪を検討」とある。
原子力規制委員会が、明日に日本原子力研究開発機構の理事長から聴取した上で「重大な決定」を下すのだそうである。

機構を見限って、これに代わる運営主体を探すなどの検討に入る」とも書かれているが、そんな都合の良い団体があるわけがない。
ここは、「廃炉にしましょう」「核燃料サイクルは諦めましょう」と、正直に言うべきである。

夢の原子炉:高速増殖炉、海外各国が開発を既に諦め、実験炉を臨界に持って行けたロシアも実用化を凍結しているそうな。

ウラン235を使い捨てて冷めるまでプールに溜め込むのがフツーの原子炉、ここで出来てしまうプルトニウムも焚けるプルサーマル(福島第一の3号炉)は少しは燃料効率が良くなるが、画期的なのは高速増殖炉。
より濃度の高いプルトニウムを焚いて、しかも隣にある燃えないウラン238を燃えるプルトニウム239に変身させる。
焚いた以上のプルトニウムが出来てしまい、何と燃料が増殖するのである。これは素晴らしい夢の技術である。

で、やはり夢だったのだ。

この高速増殖炉が、所謂「核燃料サイクル」のキモである。厄介な核廃棄物も、再処理すれば燃やせます、と言ってきたが、サイクルできませんとなれば「今ある廃棄物をどう処理するか」を真剣に議論することができる。手に負えない廃棄物を生み出すばかりの原子力は、やはり近い将来「廃止に向けて縮小すべし」の結論が鮮明になる事だろう。

オンカロを見て絶句し、真理を悟って宗旨替えをした小泉元首相と同様に、賢明なる私達日本の大人達はこれ以上 原発に期待するのは止めようではありませんか。

現在稼働している原発、まだ安全に動かせる原発までも即時撤廃とは言わない。代替エネルギーを積極的に開発しつつ、原発ゼロの未来からバックキャストしたエネルギー政策が必要だと申し上げたい。

明日の報道が、楽しみなような、恐ろしいような、、、
by yokuya2006 | 2015-11-01 13:45 | エネルギー | Comments(0)