6/7 共役リノール酸

都内の大学に遊びにいった。
牛乳の中の機能性成分として注目されている共役リノール酸について、話を聞いてきた。
共役リノール酸は、普通のリノール酸(脂肪酸の一種、炭素数が18でそのうち2つの二重結合がある)の二重結合の位置が共役(C=C-C=C)になっている構造。
筋肉を落とさずに増強しながら、体脂肪が減少する。ガンや心筋梗塞に効果があるなどと、注目の成分なのだ。
反芻動物の第一胃(ルーメン)で、微生物により合成されるので、牛乳や牛肉に微量だが含まれている。
放牧で青草を食べる牛や、もともとリノール酸を多く含む例えば「おからサイレージ」を給与すると、乳中に増えるのだそうだ。
いたずらに高脂肪を追わず、「牛乳は太る」の誤解を逆手に捉えて、低脂肪でしかもダイエットの機能性あり!で、牛乳を差別化できないか。
是非とも取り組んでみたい。
by yokuya2006 | 2006-06-07 22:29 | エサと飼料化 | Comments(2)
Commented by cowbell at 2006-06-09 21:54 x
放牧すると共役リノール酸は3倍になるという報告があります。ビタミンAやEも3-4倍になるらしいですよ。まあ、放牧牛乳ばかり集めてパックするわけにもいかないので、差別化は難しいですが。
Commented by yokuya2006 at 2006-06-10 07:32
おっ、さすがご存知でしたね。CLA。
確かに放牧牛乳だと、季節的なものもあって差別化は難しいですね。
乾草にすると、CLAは減ってしまうようですし。
大学の先生は、わが国でも有名なルミノロジーの大家でしたが、現在の牛乳の需要低迷と、攻撃的なアンチ牛乳論を憂いておられましたし、何とか素晴らしい機能性を評価してもらいたいと、真剣でした。
ああ、ここにも仲間がいたな(ご年配ですが)と思ったことです。