8/2 祝!TPP大筋合意見送り

これが最後と云われたTPPハワイ閣僚会合だった。「もはやこれまで」と諦めていたが、蓋を開けてみれば合意には至らなかった。実にめでたい事である。

国内ではマスコミの提灯報道で「TPP参加は止む無し」の風潮が醸成され、日々に忙しい従順なる日本人は「仕方がない事なのだ」と思わされてきた。不幸を受け入れようと覚悟していたものだ。

中には中国包囲網の意を持ち出して、これを支持する論調までもある。判らぬではないが失うものが多過ぎるし、包囲には別な方法論もあろうと云うものだ。国柄を破壊されては、国土と国民はますます疲弊する。各国を取り巻く環境は違って当たり前で、グローバルなど放っておけばよい。

米国が譲らず、我が国もアジア諸国も反発したのは「特許期間・データ保護期間」の論点であった。従順な日本人は国柄を犠牲にしても諦め基調にあったのに対して、米国は交渉の最後まで主張するところは主張する。彼らの医薬品業界の未来の利権を守ろうと必死なのだ。

やはり彼らは肉食だ。閉鎖系の中で共に分け合い共存しようではなく、開放系(実は地球は既に開放系論理では成り立たぬのは明白だが)のイケイケドンドン、弱肉強食の倫理観を持っている。敗者にも次のフロンティアがあった時代ではない。敗者は地球を出ていくか、滅びるしかないのである。

交渉ではニュージーランドが「日米やカナダに自国産乳製品の大幅な輸入拡大を強く求めた」という事になっている。これが「合意に至らぬ主因」とも我が国では報道されている。しかしNZは前提として「米国のバイオ医薬品で譲歩する見返りに」と云ったのだ。つまり主因はNZではなくUSの固執である。NZよ、よく云った!

で、やはり我が国の新聞は「NZの主張が大筋合意見送りの最大の原因」と云い、我が国の政府は米国とオーストラリアと協働して「水面下の説得を本格化させる方針」だそうである。偏向報道もここに極まれりだ。すり寄るマスコミには恥を知れと云いたい。どーして客観的な報道をしないのさ。まったく。
by yokuya2006 | 2015-08-08 10:53 | 日常の雑感、覚書 | Comments(0)