4/12 立教大学でシンポジウム

12日 午後にも用事があるので自転車には乗れない。生ごみ処理機のメンテを終えたら、モノレールで移動して、NPOの監事をしていただいている会社社長を訪ね、昨年度の会計監査をしていただいた。
総会や引き継ぎについてもいろいろとご配慮をいただいて忝い。

終わればモノレールで都賀、JRに乗り換えて千葉から東京、メトロで池袋まで。立教大学のシンポジウム会場でカミサンと合流した。
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過去に参加していた会のつながりで、「持続可能な国づくりを考える会」のサイトに掲載されていた市民向けシンポジウム。昨年の閑散としたイメージで行ってみれば、おおっ!ほぼ満席の大盛況。

講師の小出先生は、ネットでは「反原発のネ申」と言われる方で、この方の話を聞きに来たお客は多かっただろう。主催の学会長の森中先生が講演をお誘いした処、小出先生から、「敵地」で話したい、「若者」に聞いて欲しいなどのリクエストがあった由。そこで、やはり反原発ではあるのだが、森中先生が敢えて「トリウム溶融塩炉の可能性」を論じて対峙する趣向となったのだそうな。

小出先生のお話は明快で淀みがない。結論は「廃棄物が手に負えないから、核分裂に手を出すのは止めるべし」であり「先進国は使用エネルギー量を抑えて、世界にエネルギーを分け与えるべき」であった。
対する森中先生は、類を見ぬ危険な人工金属プルトニウムを概説し、核廃棄物に含まれ原爆の原料となるプルトニウムを無くしていくことが必須と説き、核廃絶のシンボルとして「プルトニウムも燃やせる」トリウム溶融塩炉を稼働させよう!、とした。
小出先生は、「トリウム炉も、所詮は『もんじゅ』の高速増殖炉と同様に『出来っこない代物』だから、止めておけ」とバッサリだったが、、、

ゲストの方々も多彩で、党内で反原発の筵旗を立てる自民党の若手議員、日本は民主主義が定着していないと嘆くスウェーデン好きのおじさん、3.11を記念日にしようと云う元NHKの方、1F3(福島第一原発三号機)炉の設計者の先生などなど。ちなみにこの方は、失敗学会のサイトで事故の初動から現在まで、非常に的確な評論をしておられる。興味のある方には一読をお勧めします。⇒吉岡メモ一覧表

集った方々は、つまりは反原発なので、つきものの反体制の匂いがするヘンな人達もロビーを席巻していたが、まあこういった科学的でない人達も邪険にせず「やらせておく」学会の懐深さが粋に感じた。敢えて仇役を買って出てシンポジウムを開催した森中先生の純真な科学者魂を、私は素晴らしいと感じたのだ。

13日の日曜日は、池袋で飲んできたお陰で寝坊して、我が家の掃除をして、机周りを片付けて、ビールを買ってきて、カミサンが旨い夕食を作ってくれて、これで一日が終わってしまった。これもまた有意義な一日だったのである。
by yokuya2006 | 2014-04-13 20:36 | エネルギー | Comments(4)
Commented by 角之倉 隆 at 2014-04-14 10:17 x
原発の問題、真剣にお伺いするよう心がけています。
どのように取り込むか、また排除するか、識者のご意見を伺っている時はなるほどと思います。
しかし実際はと考えるとどちらにしても革命的な覚悟が必要なのではと考えがいたります。
無くす場合世界中で無くさないと意味がないように考えています。
私の気楽な日々の暮らしがそのような上に成り立っている事をどう考えたらよいかと思っています。
Commented by yokuya2006 at 2014-04-14 20:59
角之倉様、民主主義の国に生きるものとしては、そのような政治家を、そのような政党を選択すると云う事でしょう。問題は、対象となる政治家なり政党が存在しないと云う事実であります。

日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動するのでありますから、政治家は国民が意思を表明してキチンと選ぶべきです。何やらヘンな組織票が動いたり、そもそも投票に行かなかったり、卵が先か鶏が先かではありますが、受け皿となる政党を良識ある国民が醸成していく必要があると考えております。
Commented by rollingwest at 2014-04-14 22:06
新年度記事に入ってまだ一度もバイオマスオヤジ様が本編記事には御来訪なくて寂しくいたしておりますが、それだけに4月から猛ダッシュで色々なことに取り組まれておられる証拠ですね。充実ご多忙の日々、何よりなことです。でも息抜きをする時間もしっかり取られてご家族の愛に恵まれてまた頑張ろうという充電時間があるからこそこの激務をこなすサイクルが回って行くのですね。
(PS)洋楽記事の方はアートガーファンクルを公開いたしました~
Commented by バイオマスおやじ at 2014-04-15 22:04 x
rwさん、読ませていただいてはいるのですが、、、少々バタバタです。仰る通り。
まあ、そんなに仕事ばかりしているわけではないのですが、カミサンや息子と酒を飲むのに忙しい事もあります。済みません。