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偉い方に同行して、幕張メッセで開催のビジネスマッチング・フォーラムに行ってきた。大手金融グループが主催する、えらく大規模なものだった。

まずは講演を聴く。グループのコンサル会社の調査本部長氏、TVの経済番組レギュラーの有名な方であるらしい。「デフレ・円高・低金利の行方」
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現在の円安は、日銀の取り組みの結果ではない。
金融緩和が強化された結果ではなくアベノミクスが喧伝されたことで円安が進行した。
市場がこれを円売りの材料に使ったのであって、市場は期待で動くのである。

アベノミクスの言う金融緩和は、マネーを大幅に増やせということだ。
国民にとってのマネーとは手持ちの現金と銀行預金のことだが、GDP対比で見た日本の預金残高に比べれば欧州は半分、米国は1/3である。
日本経済がデフレから抜け出せない主因は、マネーが不足していることではなく、その使われ方が足りないことだ。経済取引が不活発であることが問題なのだ。

この5年間の円高はドル安だったのか。
円の実効レートはほぼ円の対ドルで動いているから、120円から80円への動きはドル安ではなく円高だったのだ。では日本に魅力的な不動産や株式があったのだろうか、ドルもユーロも危険と見た市場が兌換性に優れた日本の短期国債を保有した結果に過ぎない。
米国の住宅バブル崩壊とリーマンショック、その後のユーロの債務危機を受けて、いわば市場はリスクOFFの形で円を求めた。
では今後はどうなのか。中国の景気は昨年に底を打ったが、現在はやや回復している。米国も力強さを見せ始めた。ここにきて、市場のリスクOFFは少しばかり「リスクON」に向かうのではないか。つまり円安要因となるのではないか。

などなど、しごく真っ当な事柄を実に分かりやすく話してくれた。頭の良い方の話は実に聞きやすいものだと感じた。
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講演が終われば、しばし会場をうろついた。
大林組が、制振構造のモデル説明のかたわらで、何と宇宙エレベーターのパネル展示をしていて、すっかり嬉しくなってしまった。カーボンナノチューブによる構造体を地球にどう結びつけ、大気圏外の基地はどう作るか。ちゃんとコスト計算までしたと云うのだから、たいしたものなり。
by yokuya2006 | 2013-02-05 19:31 | 日常の雑感、覚書 | Comments(4)
Commented by rollingwest at 2013-02-05 23:11
日本人は堅実慎重だから、欧米人のように景気よくパッパと使わない気質がありますから、なかなか財布のヒモは固いですよね。投機の馬鹿どもに儲けさせるのではなく庶民の給料を地道に上げて消費意欲を刺激してほしいものです。
Commented by バイオマスおやじ at 2013-02-06 07:56 x
この方の持論は、企業経営者は売り上げを伸ばす事を考えよ、そして給料を増やせ、であるようです。私などは、お金もないのに消費をしすぎている今日この頃です。
Commented by kou at 2013-02-11 09:50 x
【宇宙エレベーター】なんて話は嬉しいですね~.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:
Commented by バイオマスおやじ at 2013-02-11 20:56 x
Kouさん、そうなんです。カーボンナノチューブによるワイヤーは、まだ開発を待たねばなりませんが、スカイツリーを作った勢いで是非挑戦していただきたいものです。