12/28 クロノリス-時の碑-

f0057955_19372084.jpg原題はTHE CHRONOLITHS、R.C.ウィルスン、茂木 健 訳、創元SF文庫

未来から転送されてくる巨大な石碑クロノリスが、その出現エネルギーで地球上の都市を次々に壊滅させて行く。

最初の出現に居合わせたフツーの米国人スコットは、その運命に翻弄されながらも、かつての大学の恩師に導かれて、仲間と共にクロノリスの出現を予言しこれを破壊すべく活動に加わる。

クロノリスの出現が重なるにつれ、徐々に世界はこれを送りこむ未来の独裁者に影響されて行く。過去に干渉することで、彼は歴史を我がものにしようとするのだ。

これに気付き、対抗すべく動くスコット達、彼らが最後に辿り着いた結論とは、そして秘密を守り過酷な運命に身を投じた者達の運命は、、、

多分、その節目節目で数多くの並行宇宙が誕生しているのだろう。自分が過ごしてきた歴史とは違う過去への干渉。読み終えても、何度も考えさせられ読み返した命題である。
重厚且つ壮大、パラドックスを恐れぬウィルスンの傑作。
by yokuya2006 | 2011-12-28 21:23 | 趣味の読書 | Comments(0)