12/5 水田の緑肥を見に行く

田んぼの収穫後に、緑肥の種を撒いておく。寒さが厳しくなるまで、少し成長して冬を迎える。
厳寒期には成長は止まるが、越冬して、3月を過ぎた頃からまた成長を開始する。
春には田んぼが緑の草であふれる。

田植えの二週間前に、刈り倒して梳き込んでしまう。マメ科なので窒素固定するから、化成肥料が要らぬほどの地力になる。この緑肥は、根っこから雑草対抗成分を分泌する(アレロパシー)ので、除草剤は要らない。良い事尽くめなようだが、相手は生き物。天候要因などで、実際にはなかなか思うにまかせない。化成肥料に比べると、どうしてもコントロールが難しくなるのだ。
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ちょうど一か月前に、千葉では少しばかり遅めだったのだが、緑肥ヘアリーベッチを撒いてもらった。今日はその田んぼを見に行った。
うっすらと緑があるのが見える。近付くと10センチほどに伸びていた。

f0057955_21211543.jpg砂地で排水が悪い土地柄なので、パワーショベルで明渠を掘ってから播種してもらった。

そこそこ発芽していて安堵した。
もう少し伸びたところで成長は止まるだろう。
春には何処まで、窒素量を田んぼに供給してくれるだろうか。

取り組んでくれた若き農業者さんと共に、春を楽しみにしていよう。
by yokuya2006 | 2011-12-05 21:32 | 仕事と出張 | Comments(4)
Commented by asang at 2011-12-05 22:29
こんばんは。ヘアリーベッチなる植物、初めて知りました。
私が子供のころは田に植えられた一面のレンゲが美しかったのを覚えていますが、
今はこんな植物があるんですね。
しかも、「雑草対抗成分で除草剤が要らない」とは!
話だけ聞くと、とても凄いことのように感じます。
来年が楽しみですね。
Commented by yokuya2006 at 2011-12-05 22:47
このベッチは、藤色の花を咲かせます。
景観緑肥としても、お勧めです。春には写真でご紹介しましょう。
Commented by 角之倉 隆 at 2011-12-06 09:37 x
地元千葉で地道にこのような事が進んでいるお話し嬉しくうかがいました。asang様のおっしゃるようにレンゲの話は小学校で習いました。
稲妻というのは雷が空気中の窒素を肥料にしてくれるからという話も聞いたような気がします、もっと勉強しないといけませんね。
Commented by yokuya2006 at 2011-12-06 18:47
レンゲは、昔は春の風物詩でした。
化成肥料の登場で廃れてしまいましたが、省力・低コスト志向や、こだわりの有機栽培、土づくりの意味から、また緑肥が見直されています。

ヘアリーベッチもレンゲと同じマメ科ですが、連作に耐え、有機物量も多く、アレロパシーもあるので、最近は注目を浴びています。

雷の窒素固定なんて、グスコーブドリを思い出しました。雷は(今のところ)コントロールできませんが、緑肥は種蒔きすれば芽を出しますから、無難です。
しかし、湿害対策や、天候による生育停滞、逆に生育し過ぎなどもあって、実際にやってみると毎年同じようには行かないものです。まさに百の知恵が必要ですね。