10/10 読んだ本の備忘録

このところバタバタしていて、読書の記録を残していなかった。
少し振り返って書き残しておこう。

f0057955_9354282.jpgねじまき少女(上下巻)、パオロ・バチガルピ 著、
田中一江・金子浩 訳、ハヤカワ文庫SF

これは参りました。
読書で苦痛を味わうのは久し振りだった。
突拍子も無い設定は凄いが、前作で語られたものか、その説明は少なく、生態系を破壊したらしい遺伝子組み換え病原?も何が何だか判らない。そもそも主人公のエミコの動力源って、ゼンマイなの?

その辺りの説明を求めて読み進めれば、いつまでも謎のまま。さあ、主人公の脱出行になるのかと思えば、いつの間にか階級闘争じみたクーデター劇になって、濃い人物が入り乱れて、ついて行けなかった。理解不能です。そうだ、この本で疲れて、その後の読書量が減っていたのだ。

f0057955_9355491.jpg結晶銀河、2010年の年間日本SF傑作選、大森望・日下三蔵 編、創元SF文庫

このような短編集には必ずある、これまた理解不能の数編を除き、これは楽しめました。
後書きで、読んでおくべき本が紹介されているのも有難い。裏に書かれた通りの、SF濃度の高い充実の一冊だ。

宇宙大密室 都筑道夫 著、創元SF文庫
おお懐かしの復刊だ。読んだ事があるはずだったが、幻の中編も掲載されているとあっては、これは買いである。昭和49年と云うから、もはや大昔の作品群で、なるほど当時の匂いがする。鼻たれ天狗のシリーズは良い出来だ。都筑さん、日本SFの基礎を作った方だった。

天皇はなぜ生物学を研究するのか 丁宗鐡 著、講談社+α文庫
博物学から生まれた生物学、発明された顕微鏡に群がる英国の上流階級の話、ヨーロッパ王侯貴族と階級論、面白い本だった。

お笑いで支店長になりまして 矢野宗宏 著、遊タイム出版
こんな本をネット注文すること自体が、私の「ねじまき少女」から受けたダメージを物語っているだろう。関西の金融機関で支店長を務め、その後は独立してユーモアコンサルタントを名乗る著者の半生記。字が大きくて、すぐ読める。上司に恵まれ、埋もれていた自分の才能を開花させたオジサンの物語。

この数ヶ月、読んだ本が少ない。まあ忙しくて、移動時間もPCを開いている事が多かったのだ。
もっと余裕を持って、人生を送りたいものである。
by yokuya2006 | 2011-10-10 08:33 | 趣味の読書 | Comments(2)
Commented at 2011-10-10 12:16
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yokuya2006 at 2011-10-10 13:11
いえいえ、鍵コメさんのせいではありません。