1/2 天空のリング

f0057955_2155157.jpg原題は、Singularity's Ling
ポール・マルコ著、金子 浩 訳、ハヤカワ文庫

超AIに接続した人類が融合した共同体。彼らは全員の肉体的な死とともに<進化>して、次なる次元に進んだものとされていた。
彼らが去った数十年後、荒廃した地球では、遺伝子操作で強化されたフェロモン交感と共感覚で結ばれた五人にして一つの人格<アポロ>が、外宇宙探査船の船長としての訓練に挑んでいた。

訓練中の事故の中に妨害と陰謀を感じた彼らは、否応なく共同体の謎に身を投じる事になる。地球を軌道エレベーターで結び、それらを大気圏外で結ぶリング。現在は沈黙するその管理者たる共同体AIに、活路を求めてアクセスした彼らを待つ運命は、そしてそもそも彼らが生み出された存在理由とは、

壮大・奇想な設定と、後半の謎解きのスピードアップに、ページをめくる手が止まらない。
楽しませていただきました。
by yokuya2006 | 2011-01-02 22:49 | 趣味の読書 | Comments(4)
Commented by urasimaru at 2011-01-03 12:32
あ、おもしろそう!読んでみます!^^
Commented by yokuya2006 at 2011-01-03 17:16
新鋭作家の第一作だそうです。元気の良い小説でしたよ。
Commented by kou at 2011-01-04 04:11 x
明けましておめでとうございます。
これって時々~本屋で眺めてちょっと後回しにしてるんですよ。
Commented by yokuya2006 at 2011-01-04 08:05
kouさん、今年も宜しくお願い致します。
そんなに若い人では無いようですが、作家デビューが遅かったみたいですね、この方。
長編第一作だそうで、盛り込み過ぎの感もありますが、世界の設定が複層的で面白かったですね。
超AIとか、軌道エレベータとか、地表にエネルギー供給するマイクロ波ビームとかに、共感覚で繋がった複数の人間集団が絡むあたり、、
賢くフレンドリーなAIって好きです。ゾラックとか、古くはマイクロフトとか、