12/3 新宿のありふれた夜
佐々木譲 著、角川文庫
新宿歌舞伎町の酒場の雇われマスター、郷田。
十数年を数えたこの店を畳むその日に、彼は中国系ベトナム流民のメイリンを匿う羽目になった。
ヤクザに、そして警察からも追われるワケありの彼女。土曜の夜の喧騒が深まるに連れて、その包囲網は狭まってくる。
強制送還に繋がる警察への投降を選ばず、郷田は信頼のおける店の客らと共に、彼女を脱出させるべく動き出すのだが、、、
悲運の中でも健気に人生を切り開いて生きる少女の気概、佐々木譲の小説の主人公達は、皆クレバーで凛々しく逞しい。
一昨日の東京駅の本屋で見つけて買ってきて、今日の横浜行き帰りで読了した。満足の一冊。
新宿歌舞伎町の酒場の雇われマスター、郷田。
十数年を数えたこの店を畳むその日に、彼は中国系ベトナム流民のメイリンを匿う羽目になった。
ヤクザに、そして警察からも追われるワケありの彼女。土曜の夜の喧騒が深まるに連れて、その包囲網は狭まってくる。
強制送還に繋がる警察への投降を選ばず、郷田は信頼のおける店の客らと共に、彼女を脱出させるべく動き出すのだが、、、
悲運の中でも健気に人生を切り開いて生きる少女の気概、佐々木譲の小説の主人公達は、皆クレバーで凛々しく逞しい。
一昨日の東京駅の本屋で見つけて買ってきて、今日の横浜行き帰りで読了した。満足の一冊。
by yokuya2006
| 2010-12-03 22:15
| 趣味の読書
|
Comments(0)