9/22 篠原副大臣の留任を喜ぶ

菅改造内閣で、農水省の顔ぶれが決まった。

農林水産大臣は、鹿野 道彦(かの みちひこ)氏、自民党に所属していた時代の平成元年に海部内閣で農水大臣を務めていて、今回が20年ぶりの2度目。こんな例は珍しいのではなかろうか。
前任では、おりしもGATTウルグアイ・ラウンド、牛肉とオレンジの貿易自由化交渉などを経験されている。昭和17年生まれの68歳。山形県出身。

農林水産副大臣は、筒井 信隆(つつい のぶたか)氏、早稲田の法学部卒で弁護士生活15年、その後は政治家に転身して最近まで衆議院農林水産委員長であった。昔『バイオマス文明構想』という本を書かれているらしい。バイオマスと来れば読んでみたいが、売り切れであるそうだ。
昭和19年生まれの65歳。新潟県出身。

副大臣のもう一人は留任の、篠原 孝(しのはら たかし)氏、私はこの方のファンである。京都大学法学部卒だが、その後に農学博士号を取得しておられる。農水官僚を30年務め、世に先駆けて環境保全型農業、地産地消、フードマイレージなどの考え方を著作や講演で示されてきた。キレの良い物言いと行動力、頭の良い実務家である。昭和23年生まれの62歳。長野県出身。

農林水産大臣政務官は、松木 けんこう(まつき けんこう)氏、青山学院大学経営学部卒、大学時代から政治の世界にいた方のようである。あまり農政の経験がなさそうに見えたが、氏のサイトには「農地面積または家畜単位を基準にする直接払い制度の確立」などの言葉が見える。北海道のオホーツク・道北地区を代表する方であるから、基幹産業の農水方面に暗いわけはなかろうな。昭和34年生まれの51歳。ウイキによれば「小沢一郎の側近中の側近」と書いてある。

政務官のもう一人、田名部 匡代(たなぶ まさよ)氏、玉川学園女子短期大学卒、父は20年前の鹿野大臣の三代あとの農水大臣を務めた田名部匡省氏であり、父の秘書として政治を学んだ方である。あまり農政の匂いがしないようだが、若いのでこれからに期待だな。
昭和44年生まれの41歳。青森県出身。


最近の政治家は、自分のサイトやブログを持つ事が当たり前になってきた。偉い人になると、本当に自分で書いているの?と思わせるものもある。しかし、上記5氏のそれはいかにもそれらしい。
記事内にリンクを貼ったし、ちょくちょく見に行けるように「牛つながり+」にも貼っておこう。

ともあれ、篠原副大臣の留任はめでたい。
農業者戸別所得保障制度が、生みの親の氏の発案からは「かなりゆがんだ形」で進みつつあって、この是正に注力してもらいたいものだ。
マスコミ報道では、相も変わらず「大臣は菅首相支持派でまとめたので、副大臣と政務官には小沢派も起用して云々」と、そのため副大臣の留任は少ないなどと言っている。農水副大臣に篠原氏を残した功績は大きいと思うのですがね。所詮マスコミは農政など興味がないのだろうな。

篠原氏のブログ、「…政治オタク(松下政経塾)…」なんて書いちゃって。篠原さん、いいなぁ。
by yokuya2006 | 2010-09-22 22:35 | 日常の雑感、覚書 | Comments(0)