8/7 ニワトリ 愛を独り占めにした鳥

f0057955_1043161.jpg遠藤秀紀 著、光文社新書
現代の地球に溢れるニワトリ、その起源は東南アジア原産の野鳥セキショクヤケイであった。

卵や鶏肉の生産のみならず、闘鶏としての戦いを、それによるギャンブルの楽しみを、また時を告げる鳴き声を、或いはその美しさを求めて、人類はこの鳥に育種の情熱(氏はこれを「心のエネルギー」と呼ぶ)を注いできた。
ニワトリは人類と共に八千年を生きてきたパートナーなのである。

生物学系の本と思いきや、いや確かに生物学的記述は大いに登場するのだが、氏の文体は思い入れたっぷりで、時に饒舌で、精緻な世界の鶏種のイラストを含めて282ページの充実度にもかかわらず、まるで娯楽読物のように実に楽しく読めてしまった。

最後の人畜共通感染症に関する提言は、まさしくごもっともである。
はじめての「演劇界」とか「ニワトリ愛…」とか
by yokuya2006 | 2010-08-07 22:41 | 趣味の読書 | Comments(3)
Commented by urasimaru at 2010-08-08 13:11
トラックバックありがとうございます。面白い本ですよねえ!
セキショクヤケイをここまでいじくる人間の心のエネルギーと、これだけ熱い本を書く遠藤先生の心のエネルギーで暑気払い^^
Commented by yokuya2006 at 2010-08-08 14:02
お次は、一緒に買った「人体 失敗の進化史」に手をつけました。
まだ読んでなかったのです。
Commented by urasimaru at 2010-08-08 21:04
あ、私もそれ読みたいですう。^^