3/16 植物になって人間をながめてみると

f0057955_21584074.jpg緑ゆうこ著、紀伊国屋書店。

結婚してイギリス郊外に住み、土と植物に親しみ、ガーデニングに精を出す奥様の植物に対する考察集である。

私たち人間は、植物の特性を利用して、植物から有用な物質を抽出精製しながら文明を築いてきた。
お砂糖しかり、煙草しかり、お茶だ、麻薬だ、コットンも、ゴムも、、、

人間は植物を利用してきた。人間が利用してきた。
いやいや、本当に人間が主人公だったのだろうか? 実は人間は植物の増殖戦略に乗せられて、良かれと思いながらせっせと植物に奉仕してきただけじゃあなかったのだろうか?

植物を利用して、それで人間は幸せになったの? むしろ、ますます忙しくなっているだけじゃあないのかしらん。
バイオマスだって、人間が無理に利用しないほうがいいんじゃない。植物を使いこなしてエコなんて幻想。人間が行動を抑制して、消費を節約したほうがエコ。むしろ人間がいないほうがもっとエコかも。といった本である。

人間は、所詮は植物からの恩恵を被るだけの存在に過ぎない。人類の歴史の光明も暗黒も、全ては植物の存在が鍵であったことを思い知らされる一冊である。
by yokuya2006 | 2010-03-16 22:27 | 趣味の読書 | Comments(4)
Commented by kyaspa145m at 2010-03-17 00:19
こんばんは 興味があり面白そうな本なので私も読んでみます
Commented by yokuya2006 at 2010-03-17 22:34
何方かのブログで知った本だったと記憶しています。
人間の文明って、植物を利用することなのね、と知らされます。
Commented by LaLa-blue at 2010-03-18 10:03
コメントありがとうございました。
リンク貼らせて頂きました。これからも宜しくお願い致します。
Commented by yokuya2006 at 2010-03-18 23:48
LaLa-blueさん、いらっしゃい。
私もリンクさせてもらいます。