2/13 廃墟に乞う

f0057955_10234392.jpg佐々木 譲、文芸春秋

第142回 直木賞受賞の報を聞いて、一冊ぐらいは氏に敬意を表してと単行本をネットで注文した。迅速を旨とするネット購入の筈が、手元に届いたのは2月に入ってからだ。
受賞で増刷したものか、届いた本には直木賞受賞作の帯があり、1月20日の第二刷発行と書かれてあった。

現場判断の甘さといささかの怠慢から被害者を死なせ、その凄惨な現場に直面して精神的な障害を受けた主人公の刑事。
心療内科の医師の指示で自宅療養中の身の彼のもとに、知り合いから、同僚から、そして彼自身の過去から事件がらみの依頼が舞い込む。

主人公がこれらに取り組む短編が6つの連作集で、読者は彼の敏腕刑事としての捜査の冴えを楽しみながら、物語のたて糸として彼自身の心の傷とその治癒を見守る趣向である。

主人公はもとより、知人も同僚も、ふと会話を交わした端役までも、氏の小説に登場する者たちは人物造形がしっかりしていて表情豊かで大人である。すっきりと読ませるが深い、氏の小説にはクレバーな読後感がある。
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去年に買ってきたシクラメン。
夏を上手く越せたので、元肥に牛糞堆肥を入れ、鉢を大きくし、追肥として置肥の錠剤と液肥で育てたら、見事に去年以上の花芽を上げてくれた。

パークゴルフの景品で貰ってきた白い花の小鉢も元肥と追肥を施して、これも良好な生育を見せている。
玄関前に置けば周囲を華やかに照らしてくれている。
陽光が届かないのが気の毒で、申し訳ないと感じていることである。
by yokuya2006 | 2010-02-13 10:05 | 趣味の読書 | Comments(2)
Commented by michijane99 at 2010-02-14 13:01
ご無沙汰してます!!yokuya2006さんのブログを見ると読みたい本がどんどん増えるのが悩みです♪最近読書してなくて…。楽しみが増えていいかな?

シクラメン、とっても綺麗!!真ん中に集めるのって結構大変ですよね?
Commented by yokuya2006 at 2010-02-14 18:19
中心部から伸び出してくる葉っぱを、ある程度大きくなったら「外に、他の葉の下にと編んでゆく」のです。これを葉組みなどと言いますが、こうすることで花を真上に集めることができますよ。

中心部に光が入ることにより、芽の成長点が刺激されて、より成長も良くなるようです。

最近はバイオマスしてなくて、何だか読書ブログになっています。もっと微生物や未利用有機資源と戯れなくては、と思います。