2/8 みんな神様をつれてやってきた

f0057955_212275.jpg宮嶋 望 著、地湧社

ご存知、新得共働学舎の創設者にして、十勝圏、いや北海道の牧場産ナチュラルチーズの先駆者となった方である。

私より数歳年上に過ぎない方なのだが、お若い頃から既に師匠の風格があった方だ。
仕事の上で、多少は存じ上げていたが、この本を読むと当時からとんでもない緊張感の中に身を置かれていたことが分かる。
そして、決してそれを言いふらすことのなかった氏である。

何せ酪農科学のテクニカルタームを、英語で肌身で知っているので、一時期は酪農学園大学の先生が、氏を海外のお客様の通訳に引っ張り出し、当社でも何度かお世話になったことがある。
常に明るく、ポジティブで、前へ前へと進む、逞しい方である。(この本によれば、氏にはバックギアが無いのだそうだ)

スイスの山小屋チーズ「ラクレット」で認められ、本場の欧州でオリジナル・チーズ「さくら」で名を馳せ、今や伝説の人かもしれない氏の、自伝的半生記と現代社会の有り様への提言である。

実践者である。有言実行の方である。
「あなたは今日なにをしますか」と、新得共働学舎では朝 問うのだそうな。
読者は、氏に、あなたたちは(自分のために、周囲の皆のために、この社会のために)今日何をしますか、と問われているのである。

追加 宮嶋氏はキリスト者だが、同じ波長を感じる岡野先生の公開授業ブログを、この際リンクしておこう。私もちょくちょく読みに行っては、我が人生のメルクマールに、アンカレッヂにさせていただいている。
by yokuya2006 | 2010-02-08 21:25 | 趣味の読書 | Comments(0)