1/8 新設法人説明会

所属するNPOで収益事業開始の届け出をしたからだろう。千葉東税務署から、新設法人に対する税の基礎知識の説明会の案内が届いたので、午前中の時間を割いて聴講してきた。

受講者は8名、多いのか少ないのか。
講義内容は、

1.税の基礎知識
税理士の方で、パワーポイントを使った説明は確かに場慣れしてお上手だが、何せ時間が無さ過ぎて、分かるものも分からない。

2.源泉徴収の仕組み
職員ご本人がおっしゃる通り、説明は上手くはないが概略は理解できた。

3.消費税のあらまし 同上。

4.印紙税について 同上。

5.各税の提出と納付期限について
これが一番聞きたかった、何とか理解。

6.e-Taxについて
便利なのは判るが、条件が厳しすぎて使えぬ事も判った。

ともかく、税の概要は理解できて、我がNPOとしては月々の請負作業経費の会員への支払いが源泉徴収の対象になるらしいことは判明したから、すぐに相談を申し込んだ。
聞いてくれたご担当の若い女性は、至極真面目に返答してくれる。その場で判らないことは審議官に聞いて、電話で教えて下さるという。それは大変に有難いことです。

一時間後に電話をもらった。
会員の日当は、源泉徴収の対象となります。理解。
会でイベントの交通費を、一日一律500円と決めている。実際に、その会員が電車代150円の往復だった場合、実費は300円だから500円支給すれば残りの200円は給与の一部とみなされて、この部分には相応の源泉徴収額を計算するのだという。月々に、個人個人に計算して納税せよ、と言うのだ。

であれば面倒だ。そんな馬鹿馬鹿しい計算をしている暇はないから、では交通費などは支給せず、端から日当に含めてしまい全額を源泉徴収対象にしたほうが、手間がかからない。
私が担当官なら「そんな大雑把な交通費支給にすると、実費以外は源泉徴収対象となってしまいますから、最初から日当に含めておくか、支給しないほうが無難ですよ」と助言するだろう。

なるほど、とても丁寧に対応してくれたのだが、結果として税務署はこうやって無駄な仕事を民間に(意識はせずに、だろうが)強いていて、民間企業も「税は難しい」として税理士に委託して仕事を作っているのだ。これがホントの内需拡大。
そこまで判っていれば、税務のプロとして積極的に指導する、むしろ煩雑を避ける税務体系を進言すれば良いではないか。多分それには自信が無いし、そもそもそれは職務逸脱なのだろうな。であれば(民間では)プロとは言わぬのだ。

日本人は真面目だから、こうして「しなくてもよい仕事をして、仕事を作っている」のだと、今更ながらに悟ったことであった。だから法人側が法律を勉強して賢くなれ!ではない、こうならぬように時代遅れのこの国の仕組みを変えるべきである!このことなのだ。
この国のお役所が、「守りのお役所」から脱皮して、企業活動を支援する「攻めるお役所」に変わるには、何が必要なのだろう。
by yokuya2006 | 2010-01-08 23:08 | 日常の雑感、覚書 | Comments(0)