11/9 エレファントム

f0057955_23353241.jpg原題は、ELEPHANTOMS -Tracking the Elephant-
ライアル・ワトソン著、福岡伸一/高橋紀子 訳、木楽舎
現代の博物学者だったワトソン博士の最後の著書である。

「生物と無生物のあいだ」の福岡先生の名前が訳者にあるためか、非常にこなれた読みやすい本に仕上がっている。

南アフリカでの少年時代、白い巨象と共にコイ族の男「!カンマ」との出会いが、若きワトソン博士を動物行動学者に向かわせる。そして象は、彼の終生のテーマとなった。

先端に二つの指を持つ長い鼻を駆使する象、長い鼻はある時は探り、物を持ち、水を吸い上げ、そして口蓋の奥のヤコブソン器官に臭気の分子をアクセスさせる道具でもあった。

人間に狩られ追い詰められて数を減らした象の新たな進化、超低周波で会話する象の社会、ワトソン博士は鯨ともその波長で会話する象を目撃する。そして、長年に渡ってサバンナ象を見守ってきた博士が、最後に出会った希望とは。
地上最大の動物の記憶は、また地球の生物史に刻まれて保持され、新たな復活を遂げるのだろうか。何とも重厚でロマンティックな生き物の本を、読ませていただいた。

8日は、家の掃除をして、のんびりと本を読み昼寝などする。
9日の今日は、昼から都内で輸入原料の乙仲さんとの降って湧いた打合せ、戻って後処理。
うーむ、商社機能を果たせぬ代理店は、まことに困ったものだ。お陰で帰宅が遅くなったぞ。
by yokuya2006 | 2009-11-09 23:42 | 趣味の読書 | Comments(3)
Commented by michijane99 at 2009-11-11 12:02
この本面白そう♪
早速図書館で探します!!
Commented by yokuya2006 at 2009-11-11 20:46
ワトソン氏の自叙伝といった趣きのある本です。
この本だけでも十分に面白いですが、これまでワトソン先生の本に親しんできたものには、格別の感慨があるでしょう。
生き物に魂を感じる生物学者であられたと思います。
Commented by michijane99 at 2009-11-12 12:12
ほほー!!ますます興味がわいてきます♪