3/16 農研機構の情報交換会

f0057955_2122245.jpg平成20年度「自給飼料活用型TMRセンターに関する情報交換会」に参加してきた。

主催は、農研機構 畜産草地研究所、全国酪農業協同組合連合会

開催日時は、平成21年3月16日(月)10:30~17:00、場所は虎ノ門の「発明会館」ホール。

各セクションで、座長は農研機構 畜産草地研究所の先生方が分担。
題目1 飼料自給率向上への取組とTMRセンターの果たす役割
農水省生産局畜産部畜産振興課草地整備推進室
食料・飼料自給率の向上への取り組みと推進施策の現状についての概論、数値に裏付けされた大局観を理解できた。

題目2 北海道におけるTMRセンターの最新情報と今後の展望
(株)オーレンス チーフコンサルタント氏
北海道で複数のTMRセンター(コントラクター組合)の経営上の面倒を見ている立場から、今後のTMRセンターには政策支援が必要と述べる。費用が嵩む機械更新にどう備えるかなど、企業経営的なマネジメント能力を持つ人材の醸成・確保が必要と説く。

事例紹介に移り、
題目3 良質自給飼料生産とTMRセンターの取り組み事例
(有)デリバリーフィードセンター名寄
先駆事例としての歴史を感じさせる工夫の数々が光る。構成員の研鑽によりリスク管理が進んだ現状に好感。コントラ向けヘビィデューティ仕様の機械が必要との指摘は、まさに現場の実感であろう。

題目4 食品残さと稲発酵粗飼料を活用したTMRセンターの取り組み事例
那須ティーエムアール(株)
変って、内地でのエコフィード利用のTMRセンター事例。飼料稲WCSに果敢に挑戦している。良い意味での官民連携が抜け目ない。飼料稲を含めて飼料原料の分析体制を行政側で整備して欲しいとの要望は、これもまた現場の実感だろう。

題目5 細断型コンビラップを活用したTMRセンターの取り組み事例
JA東日本くみあい飼料(株)
流石くみあい飼料。太田工場のコンビラップ等の最新鋭の設備と、発酵TMRの可能性を極めて正確に正直に披露していた。発酵のパワーで摂取量の限界を超えられ、乳牛にも好影響と自信を示す。

題目6 中九州TMR(熊本県)でのウーロン茶粕の取り組み事例
全酪連購買部酪農生産指導室
取り組みを開始したウーロン茶粕についての貴重なレポート。これも果敢に新規原料に取り組んでいる。熱意が伝わる好演。

技術紹介では、
題目7 TMRセンターを支援するための汎用型飼料収穫機の開発
生物系特定産業技術研究支援センター
ここ数年の研究の成果を駆け足で紹介。極めて合目的な装置の開発成果が上がっている、と言えるだろう。

題目8 発酵TMRの調製と給与に関する最新技術
農研機構 畜産草地研究所
これも駆け足の紹介だったが、非常に示唆に富んだ内容。発酵TMRは、まだまだ奥が深いのである。

最後のパネルディスカッションは、時間がなさ過ぎてパネラー各々、一通りの発言で終わってしまった感がある。一家言ある方々ばかり、もう少し議論できる時間が欲しかったな。
by yokuya2006 | 2009-03-16 20:04 | エサと飼料化 | Comments(0)