2/12 世界平和はナマコとともに

f0057955_953249.jpg本川達雄 著 阪急コミュニケーションズ。
著者の三冊目のエッセイ集である。
2006年から2007年にかけて、「月刊プシコ」に連載された「ナマコ・エッセイ」が全体の4割ほどで、そのほかは1990年代も含めて新聞・雑誌のコラムに掲載されたナマコ以外の「ヒトの時間エッセイ」などが集められている。

何故に世界平和かといえば、ナマコが尊敬できたからである。
特に芸もなく見えるナマコだが、じっくりと付き合うと謎が解けて理解できるようになった。理解できれば、その価値を認めて、好きにはならずとも尊敬できるようになる。
好きなものばかりと付き合うのが最近の世の「危うい」傾向だが、じっくりとナマコに付き合う経験をしたヒトが増えれば、世の中円満、世界は平和になる。と仰るのである。大人である。

唯一の神を崇める西洋(米国)と、多数の仏を置く日本との精神風土の違いから述べる「寿司サイエンスとハンバーガーサイエンス」が、巻末に収録されている。著者が米国留学中に書いたもので原文は英語の、その日本語版である。とても興味深く読んだ。
by yokuya2006 | 2009-02-12 22:04 | 趣味の読書 | Comments(6)
Commented by michijane99 at 2009-02-14 17:23
ずいぶんと奥の深い本のようですね?
好きなものばかりと付き合う事で偏った人間になってしまうというのは、
私も共感します。気をつけなくっちゃ!
何事も理解しようとする気持ちが大切ということでしょうか?
Commented by yokuya2006 at 2009-02-15 20:49
何事も理解する姿勢というよりは、拘らずに受け入れるスタンス、自分中心ではない世界観と思います。あっ、おんなじかしら。
Commented by kyaspa145m at 2009-02-16 00:56
平和とナマコの関係面白そう
本の中身が想像できません、読むしかないですね
Commented by michijane99 at 2009-02-16 18:58
自己中心的な私には、耳の痛いお言葉!
益々頑固になってゆくこの頭によぉ~く叩き込むことにいたします!
Commented by yokuya2006 at 2009-02-16 20:43
michjane様、貴殿のことを申し上げたのではありませぬ故、お許し下さいませ。理解の難しいナマコを、理解しようとするところに、自他の違い認める大人の世界・付き合いが生まれると言う事だと、捉えました。
Commented by yokuya2006 at 2009-02-16 20:44
kyaspa様、そーです。是非読んでみてくださいませ。
想像を絶する内容です?????